お医者さんが嫌いな子どもって多いですよね。だってお医者さんに行くと、検査をされたり、注射をされたり、痛いことが多いから仕方ありませんね。
しかし小さい時ほど、病気や予防接種などお医者さんのお世話になることがたくさんあると思います。小さいお子さんを持つお父さん、お母さんなら「泣かずにお医者さんに行ってくれたらな~」と思ったことが一度はあると思います。
今回は、読んであげると子どもががんばってお医者さんに行ってくれる夢のような絵本を紹介したいと思います。その絵本のタイトルはノンタンシリーズの、
「ノンタン がんばるもん」
です。子どもなら誰もが大好きなノンタンが頑張ってお医者さんに行く話です。それでは紹介していきます。
内容
お話の概要は、ノンタンがケガをしてお医者さんに治してもらいます。
なぜケガをしたかというと、ブランコで遊んでいて着地に失敗してしまいます。耳をケガしてしまうのですが、擦り傷どころか半分以上ちぎれてしまうという重傷です。大人目線で見ると結構な大事故です。笑
優しい友達が病院に運んでくれ、消毒までは順調だったのですが、カバさんの看護師さんが大量の注射を持ってきます。しかも楽しそうに歌に乗せながら。
ノンタンは注射が怖くて逃げだしてしまいますが、ノンタンのケガを心配した友達に諭され注射を頑張ることを決意します。注射を頑張ったノンタンの傷は、みるみるうちによくなっていき、またみんなと仲良く遊ぶことができるようになるというお話です。
オススメの読み方
オススメの読み方は、予防接種に行く前に読みます。
「ノンタンも頑張ったから、○○ちゃんも頑張ろう!!」
と読むのではなく、頑張ったノンタンを称えましょう。
「どうしてノンタン、ケガが治ったのかな~?」と子どもに考えさせるのもいいと思います。きっと、「注射頑張ったから」と子どもは答えてくれるでしょう。
「注射頑張ったら、ケガも病気も治るんだね~」と話しすると、子どもから「お注射頑張る!!」と言ってくれると思います。
「えらいね。ノンタンも痛くないって言っていたから、きっと大丈夫だね」と言って安心させてあげましょう。
ぼくのうちでは、この本を買ってから子どもが病院に行くのを嫌がらなくなりました。「明日予防接種に行くよ」と伝えると、「ノンタンの本読んで」と子どもがおねだりしてくるぐらいです。
ノンタン効果は絶大です。一冊の絵本ですが、その絵本から子どもは色んなことを感じたり、学んだりしているんですね。
他の作品紹介
ノンタンシリーズはとてもたくさんあります。お子さんが好きになったら、購入して読み聴かせてあげるととても喜びますよ。
イベントごとの本もありますし、日常が題材になっていることも多いです。お気に入りの一冊が見つかるといいですね。
ノンタン おねしょでしょん
ノンタンがおねしょをしてしまうお話です。でも、そのおねしょの形が魚に見える。他のお友達もおねしょをしちゃうけど、ハートや丸など可愛い形に。最後は「もう おねしょしませんように」と締めくくられています。おねしょをしたときに読んであげたい一冊。
ノンタン いたいのとんでけ~
ノンタンの妹タータンがケガをしてしまいます。ノンタンが「いたいの飛んでけ~」をしたことでタータンの痛いのはなくなりましたが、痛いのが飛んでったお山が代わりに痛くなることに…。怒った山がノンタンのところにやって来て、次は海へ、そしたら海が怒ってやって来て…というお話。
最後は、「いたいのかいじゅう」が食べてくれて一件落着。読み聴かせてあげれば、どこか痛いときに「いたいのかいじゅう」に痛いのを食べてもらうことができます。笑
ノンタン!サンタクロースだよ
ノンタンがクリスマスプレゼントを欲しくて、猫のサンタクロースを探すお話。なかなか見つからない猫のサンタクロースですが、最後は無事欲しかった赤い自動車のおもちゃをもらえます。ノンタンの嬉しそうな顔が印象的。クリスマス前に読んであげたい絵本です。
ノンタンのたんじょうび
いつも仲良く遊んでいる友達が、「ノンタンには ないしょ」と言ってノンタンの相手をしてくれなくなります。ノンタンは寂しくなってスネてしまいますが、実はノンタンの誕生日パーティーをこっそり計画してくれていました。
最後は、みんなでノンタンを呼んでノンタンは大喜び!! 誕生日の前に読んであげたい本でもあり、「お友達をお祝いしてあげるとノンタンみたいに喜んでくれるよ」ということを伝えられる絵本です。
まとめ
「ノンタンがんばるもん」この本は本当にお医者さんを怖く思わない効果があると思います。大好きなノンタンが頑張っているから自分も頑張ろうと思うからでしょう。
「お医者さんは病気を治してくれるし、怖くないんだよ」ということが絵本で伝えられるってすばらしいですよね。この絵本で、お子さんのお医者さんへの考え方が変わってくれるといいですね。
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