【教員採用試験】欲しい人材と思ってもらえる自己PR作成 例文で解説

リボンがついた自己PR 教員採用試験
スポンサーリンク

教員採用試験のエントリーシートには『自己PR』を書く欄がある自治体があると思います。「自己PRなんて、どうしたらいいんだろう?」「特に書くことがない、どうしよう」と悩んでおられる方も多いかもしれません。

 

ちょっと待ってください!! 自己PR欄があるなんて、とってもラッキーなんですよ!!

 

だって自分で自分をアピールすることができますからね。言い方を変えれば、強制的に相手に自分の良いところを知ってもらえるチャンスなわけです。笑

ですから、このチャンスを十分にいかしましょう!! しっかり用意できているかいないかでは、大違いです。ポイントをおさえて、自分らしい自己PRを完成させましょう。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

そもそも自己PRとは?

そもそも自己PRとは何でしょうか? 志望動機とよくごちゃ混ぜになってしまうことがあると思います。

 

志望動機とは「どうして教師の仕事をやりたいと考えているか」

自己PRとは「教師の仕事をする上で、自分の○○なところが向いている」

 

と考えればよいのではないかと思います。

ですからまずは、自分の良いところをたくさん見つけましょう。友達や恋人にいいところを聞いてみてもいいですね。

 

スポンサーリンク

2.自己PRがある目的

自己PRの最大の目的は、面接の質問だけでは知ることができないことを知るためです。どういうことかというと、一般的な面接は面接官からの質問に対して、受験生が答えます。そのやり取りが何度かあると思います。

しかしこの場合だと、本来持っている受験生の魅力を引き出せない場合があります。

 

例えばコミュニケーション能力に自信があるにも関わらず、面接官が教育法規の質問や教師の資質の話ばかりしてしまうような場合です。

質問が偏ってしまうと、そこをアピールしたくてヒットした受験生はラッキーですが、そうでない人は自分の魅力をアピールする場がありません。

 

ですから受験生側から、自分をアピールする時間を設けることによって『その人の最大の魅力』を知ろうとしているわけです。ここで「この人は魅力があるな」と思ってもらうことが非常に重要です。

 

スポンサーリンク

3.自己PRで一番重要な考え

自己PRをする上で一番大切なことをお伝えします。それは何かというと用意した自己PRやエントリーシートに書いた内容は、『本当に言いたいことか? 伝えたいことか?』ということです。

「面接時に自己PRをしてもらいます」「エントリーシートに自己PR」を書いてください。と要項で指示されたから、仕方なく用意したものではないでしょうか?

 

そんなものだと面接官の心には刺さりません。魅力が伝わらないのです。

 

今『ギクッ』とした人は、少し考え直してみましょう。自己PRは面接において重要なポイントですからね。ポイントは、『面接官に本当に伝えたいことは何か?』です。自分が胸を張って言えることを考えてみましょう

 

スポンサーリンク

4.具体例で考えてみよう

エントリーシートに書く欄がある場合は、当然ですが事前にかなり読まれています。ですから、しっかり考えて書く必要があります。そこに

「私は忍耐力に自信があります。学生の頃、ファーストフード店でアルバイトを4年間続けてきました。土日や年末年始は、とても忙しく大変でしたが休まずやる遂げることができました。この経験をいかして教師の仕事でも、最後までやり遂げるよう頑張りたいです」

 

と書いてあるとしましょう。あなたが面接官なら、「この人は魅力があるな。是非採用したい。詳しく話を聞いてみよう」と思うでしょうか? 思いませんよね?

ぼくが面接官なら、ありきたり過ぎて自己PR自体をスルーするかもしれません。笑

 

同じ忍耐力でもこっちはどうでしょうか?

「私の強みは、続けることの大切さを知っていることです。私は学生の頃4年間ファーストフード店でアルバイトをしていました。始めの頃は、業務がきつく何度もやめそうに思いました。しかし自分なりに効率よく仕事をする方法を考えたり、先輩にアドバイスを頂いたりするなかで仕事で多くのことを学び、また仕事を楽しむことができました。その経験を活かし、子どもに継続することの大切さを伝えていきたいです」

 

仕事がつらかったとき、どのようにして切り抜けたかが具体的に書かれていますよね。「困難に直面したとき、この人はこうやって乗り越えるんだ」ということが伝わると思います。

またこの文章には面接官を刺激するポイントがあります。面接官は質問することが仕事ですので、いつも質問ポイントを探しています。上の文章だとそれは、

 

『仕事で多くのことを学び、また仕事を楽しむことができました』

 

ここにあたります。ここに着目してもらえると大成功!!

「大変な仕事だったと思いますが、その中で学んだことはどういうことですか?」

という質問が飛んでくるでしょう。これに対しては、的確な答えを用意しておきます。例えば、

「始めの頃は1人でミスをしてしまうことが多かったのですが、それではいけないと思い2つ考えました。1つめは、自分の仕事の進捗状況を仲間と共有することです。2つめは、一人で対応しきれない仕事と感じたときは、早めに仲間に相談することです。」

「この2つを行うことで、格段にミスを減らすことができました。情報共有をする大切さと相談することの重要さを知っていることは、教師の仕事でもいかせるのではないかと考えています」

といった感じです。ポイントは2つです。

  • 「具体的に学んだことを述べること」
  • 「それが教師の仕事にどういかせるかということ」

ここまで用意できていれば、ほぼ完璧といえるでしょう。自己PRだけで終わるのではなく、そこからどんな質問が来るか? それに対してどのように答えるかまで考えておくようにしましょう。

 

スポンサーリンク

そうといえど、私が向いているところって何だろう?

ここまでの流れで自己PRの書き方、何となく理解してもらえたのではないでしょうか? でもまだ困っている人はこれですよね?

「自分の教師に向いているところって何?」

「本当に伝えたいことって何だろう?」

すぐに思いつく人は、文章を構成する段階に入れると思いますが、なかなか思いつかない人はここでストップしてしまうと思います。正直一人で部屋にこもって考えても、いい案はなかなか出てこないでしょう。

そこで頼りになるのが友人です。

仲のいい友達を呼んで、「頑張ったこと褒め合いっこ大会」を開催しましょう!!

 

ルールは簡単です。みんなでご飯でも食べながら、お互いが今まで頑張ってきたこと、今頑張っていることを、ただひたすら褒め合います。少し大げさに褒めるといいですよ。それをメモに取っておき、あとでゆっくり見返しましょう。

自分ではなかなか気づかなかったけれど、仲の良い友達から見ると評価されていることって結構あることに気がつきます。

 

自分が「確かにこれは頑張っているなぁ」と感じたことは、他人に誇れる自分の長所といえるでしょう。教師の仕事とそれが結びついたら、自信をもって相手に伝えたい自己PRになると思いますよ。

 

スポンサーリンク

まとめ

自己PRは苦手な人にとっては頭を悩ますですが、自分を売り込むことのできる最大のチャンスです。仕方なく書くのではなく「自分という人間の魅力を伝えたい」という気持ちを強く持ちましょう。

そうすれば相手にもよく伝わりますし、合格への道も拓けてくると思いますよ。

自分だけにしかできない自己PRを目指して頑張りましょう!!

コメント