【学級経営】基本とポイント 大切な5つの視点 新任さんにオススメ

紙に「ポイント」と書かれた写真 新任先生へアドバイス
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人間初めてのものや体験は、とても思い出深いものになります。なぜなら印象が強く、脳に深く刻み込まれるからです。

教師の仕事も同様に初めて担任を持つクラスは、思い入れのあるクラスになると思います。右も左も分からないまま一生懸命取り組むからかもしれませんね。

 

せっかく初めて持つクラスです。いいクラスにしたいという気持ちは人一倍強いと思います。学級を上手く経営していくためには、やはり重要なポイントがあります。そのポイントをしっかりおさえることでいいクラスになります。

ぼくが大切にしている5つの視点を紹介したいと思いますので、ぜひ参考にして素晴らしいクラスを経営してください。

 

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毎日が過ごしやすいクラスにする

教育における大前提とも言えるでしょう。安心で安全な学校です。不安が待っているようなところへ自ら行きたい人なんていないからです。

担任は、“毎日が過ごしやすいクラス”にするためにはどうするべきか考える必要があります。

子どもたちが過ごしやすいことが学級経営を行っていくうえで基本となりますので、常にそこは意識しておきましょう。

 

クラス目標を掲げる

いわゆる学級目標です。どんなクラスにしたいかを考え掲げましょう。目標を掲げれば、子どもたちと共にそこに向かって成長していくことができるからです。

 

教師の願いもあると思いますが、子どもの実態が伴わない目標は意味がありませんので子どもと共に考えていくことが望ましいです。

目標が決まれば、掲示して常に見えるようにしておきましょう。

 

ここで重要なポイントがあります。掲示してそのままにしておくと、いずれただの風景と化してしまうということです。ですから、普段から目標を意識させるようにしましょう。具体的には、“毎日声に出して読む”  や週末に  “今週は目標にどれぐらい近づけたか振り返る”  などを行うことです。

普段から振り返るようにしていれば、おのずとクラスが目標へと近づいていきます。3月には掲げた目標が達成できるようにしたいですね。

 

クラスの仕組みを浸透させる

担任が違えば、やり方も変わってくるのは当たり前です。前年度のやり方を変えることには問題ありませんが、その仕組みを全員にしっかり浸透させることが学級経営をしていくうえで重要です。

なぜなら係活動や当番などの仕組みが浸透していないと、それを巡ってケンカが勃発するからです。

 

浸透させるポイントとしては、まず教師が子どもに説明をします。その後に分かったかどうか確認をします。前を向いて「分かった~」と言っている子どもは大丈夫ですが、下を向いていたり、目が泳いでいたりする子どもには指名して確認しましょう。

全員がいる場で、全員が理解する” ということが始めはとても肝心です。全員に浸透してこそ、係や当番をスムーズに動かすことができるのでしっかり浸透させましょう。

 

ルールを徹底する

始めにみんなで決めたルール、教師として譲れない信念、これは徹底しましょう。ここが揺らぎ始めると、最悪クラスが崩壊へと進んでいくからです。

始めにみんなで決めたことを一生懸命守って過ごしている子どもは大勢います。例えば  “間違っても笑わない”  というルールがあったとします。一生懸命発表した子が間違え「そんなんアホやん。ハハハ」と誰かが言ったときは、厳しく叱りましょう。そして、もう一度ルールの確認を全員で行います。

さすがにここまでする子は少ないですが、クスクスと笑っても同様です。みんなで決めたルールを破ったことに変わりはないからです。

 

ルールがあってこそ “過ごしやすいクラス” を作ることができます。みんなが納得して決めたルールは最後まで徹底しましょう。

 

信じあえる関係を築く ~信頼のボディブローを打ち続ける~

同じクラスに所属しているからには、お互い信じあえる関係を作りましょう。教師と子ども、子ども同士が信頼し合うことができれば、集団としてレベルアップできるからです。

 

具体的には、“1日1人1会話”  は教師として心がけておきたいですね。おとなしい子は、こちらからアプローチしないとなかなか関係が持てません。人数が多くて難しければ、“毎日振り返りノート” も効果的です。短くて構いませんので、コメントして返してあげましょう。

 

会話やコミュニケーションだけでなく、“信頼する” ということも大切です。一度子どもに任せたことは、失敗しようが、忘れようが最後までやりきらせます。

失敗したときは

「悲しいわ。でも次は頼むよ」 

と素直な気持ちを伝えます。相手は子どもなので、何度も失敗するでしょう。それでも “信頼のボディブロー” を打ち続けてください。

最後にはそのボディブローが効果を見せ、信頼し合える関係を築くことができるでしょう。

 

教育において信頼し合うことは重要です。いつも一致団結できるそんな学級にしていくためにも子どもとコミュニケーションを取り、信頼のボディブローを打ち続けましょう。

 

教師自身が基本を振り返る

一年というのは思ったより長い期間です。そのため、自分たちが4月に決めたことを継続できているか、自分の描いた学級経営ができているか時々教師自身が振り返りましょう。人間は環境に慣れてくると、どうしても少しずつ崩れてくるからです。

4月と同じようにあいさつはできているか、ルールは守れているか、係や当番は一部に負担が偏っていないだろうか。細かいところにも気を配ることが大切です。

 

クラスで掲げた目標を3月に達成するためにも時々振り返り、常に同じスタンスで学級経営ができているか確認しましょう。

 

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まとめ

お伝えしたことは誰にもできるシンプルなことですが “継続する” というところに難しさがあると思います。人間は怠けやすい動物ですので、慣れてくると甘さがでてくるからです。

 

継続は力なり” とはよく言ったもので、まさに学級経営もその通りだと思います。

 

同じことを継続し続け、時にはできているかどうかを振り返るシンプルな経営が “子どもたちが過ごしやすいいいクラス” を作る基本になります。重要なポイントをしっかりおさえ、思い入れのあるクラスを作っていってください。

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