【教員】「“適応障害”そして病休へ。病休・休職の取得の仕方」

Take a breakとかかれた紙 教員の病気
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どうも、パパっと先生です。

前回、3つめの病院でついに “適応障害” という診断が出されました。薬を飲みながら働くか、病休に入るのか、極端な選択を迫られた自分。

みなさんなら、どちらを選択しますか?

 

ぼくは、“病休” を選び療養することにしました。

もちろん、とても悩みました。

 

理由は、自分の体のこと、家族のことを優先に考えたからです。

ぼくの場合は、3月に新居への引っ越しが確定していました。そこから、新たな生活がスタート!!

なので、今は無理をして、悪化させるようなことがあってはいけないと考えたからです。そうなった場合、それが一番家族に迷惑をかけるという判断でした。

 

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校長先生との話し合い

夏休みも中盤に差しかかり、そろそろ復職するのかどうか今後について決めなければいけませんでした。学校としても早く知りたいところ。

戻ってくるのであれば、2学期の用意が必要だし、病休に入るのであれば、代わりの講師を教育委員会に申請しないといけないからです。

 

ということで、校長先生と話をすることになりました。学校に来るのは、しんどいだろうとご配慮してくださり、近所の喫茶店で話すことになりました。

最近の体調の具合や、教員採用試験のことなどを話し、本題へ。

 

校長先生としては、戻ってきて担任をしてほしいとのことでした。でも、体調が一番大切なので、そこだけは絶対無理はしないようにと…。

「代わりの講師も何とかなる段取りはしているから、ギリギリまで待てるよ」

と言っていただけました。ゆっくりと考える時間を与えてもらえて、本当にありがたかったです。

 

結局、この話では結論は出せず、後日もう一度病院を受診してから自分の思いを伝えることにしました。

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決断するのは自分

最終的に決断するのは自分です。ですが、そんなにすぐに決められることではありません。どちらにするかにあたって、色々考えたり、他の人の話を聴いたりしました。

 復職のメリット、デメリット

適応障害…環境が変わらないとなかなか改善は厳しいでしょう。とのお医者さんのご意見があったので、復職するかどうかはとても迷いました。

復職する “メリット” “デメリット” を真剣に悩みました。

学校、クラスが主な要因なので、その環境だけは急には変えることができない職業ですからね。

メリット

・収入が安定する。

経歴に “休職” が残らないので、新天地でもスムーズに採用される。

 

デメリット

・激減ではないが、収入が減る。

 (病休中は、支給される。給食になると8割程度の手当がもらえる。)

経歴に “休職” が残る。新天地での採用のとき、必ず突っ込まれる。

 

お金のことは、妻も働いていたので不安がないわけではなかったですが、まぁよし!! 問題は、経歴に “休職” が残ることでした。

同じ都道府県でずっと働き続けるなら、特に問題ないのかもしれませんが、ぼくの場合確実に転勤です。

人事に詳しい先生に調べてもらったところ、採用試験に合格すれば “休職” での取り消しはないみたいです。ですが、落ちて講師をするとなった場合…元気な先生と、病休で休んでいた先生、みなさんならどっちを取りますか?

明白ですよね。

 

もしも採用試験に落ちた場合を考えると、休まない方がいいのではないかと思うようになりました。4月から仕事がなかったら、ローンが払えず妻に迷惑をかける…と考えたからです。

 

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周りはみんな心配している

やっぱり働いた方がいいのではないか。という自分の考えとは裏腹に、ありがたいことに周りはとても心配してくれました。

1人じゃない。周りには心配してくれている人がきっとたくさんいると思います。周りの人の意見も取り入れて、復職、病休を考えましょう。

 

ぼくの場合、仲の良かった同僚からは、

自分のことだけを考えて無理せんとき

と言ってもらえました。

 

自分の両親は、世間体を気にするタイプだと思っていたので、

働いていたらしんどいこともあるのは当たり前や
ローンはどないすんのや?

と言って絶対反対し、働くように言うだろうと思っていました。

 

でも、

「仕事していたら、必ずどうしようもない壁にぶち当たるときがある、そんなときは無理するな。家族と自分のことを大切にしろ

と父親に言われました。驚きと同時に、すごく心配してくれている優しさが伝わってきて嬉しかったです。

 

中でも一番心配してくれていたのは、妻と娘でした。

妻は、ぼくの心と体のことを一番に考えてくれ病院を探し、付き添ってくれました

ぼくの薬をいつも気にかけてくれたのは娘たちです。

 

5歳の娘が

「パパおくすりのじかん~♪」

と言って、ぼくに薬を飲ませてくれます。つられて、3歳の娘も飲ませに来てくれます。どうして薬を飲んでいるかまでは、分かっていないと思いますが、

「早く良くなってね」

と毎日心配そうに言われると、この子たちのために崩れるわけにはいかないと思うようになりました。

 

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病休を前向きに…

精神的に参っているので、どうしてもネガティブに考えがちでしたが、少しポジティブに考えてみましょう。とは言っても、今ツライ状況の方には、なかなか難しいと思います。ぼくは病休を経て、元気になれたからこそ言えるのかもしれません。ですが、今悩まれている方の後押しになれれば嬉しいです。

具体的に言うと、病休で休んだときのメリットです。もちろん、療養のためなので遊びに行くのはありえませんが、どんなことができるか考えました。

時間に余裕ができる

みなさんなら時間に余裕ができたら何をしますか?

仕事を始めると時間がなかなか取れませんよね? でも働き出してから、学生の頃もっと勉強しておけばよかった。とか、字が上手になりたい。とか思ったことはないですか?

もちろん今ギリギリいっぱいで休むかどうかの方に、そんなことは考えられないと思います。ぼくもそうでした。実際休み始めたときは、一日中寝ていたことも多かったですしね。

ですが、後半になってくると少しずつ元気になり、何かしたくなってくると思います。それぐらい元気になれたとき、自分のスキルアップの時間があると前向きにとらえてみてもいいんじゃないでしょうか。

我が子と触れ合う時間が増える

働いているときは、子どもとご飯とお風呂以外はほぼ関われていなかった自分。そんなパパさんも多いと思いますが、家で過ごす時間が増えれば、子どもと関われる時間が圧倒的に増えます。

もしかしたら一生のうちで一番子どもと関わる時間が増える期間になるかもしれない、と思いました。

”我が子が一番大事!!” これは体調がよかろうが、悪かろうが変わらないことだと思います。何よりも大切な我が子と時間を共にできる…こんな素敵なことはないですよ。

 

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病休への入り方

書類を1枚書いて、病院で診断書をもらい学校へ提出するだけです。言葉で書くと簡単ですが、しんどい状況の人にとってみると病院を探し、病院に行き、診断書をもらうのは大変かもしれません。でもしっかりと体調を戻すためには必要なことですので、もうひと踏ん張りしてくださいね。

 

ただ、病休を終えて引き続き休職に入る場合は、病休2か月目ぐらいにもう1枚指定の病院からの診断書が必要になるので知っておいてください。休職となるとかかりつけの病院でも何度か診断書をかいてもらう必要がありました。

 

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まとめ

色んな人の話を聴いて、いっぱい考えて、悩みましたがぼくの結論は “病休・休職に入る” でした。

決め手になったのは、

“自分は今、一体何のために、誰のために働いているのか”

という考えでした。

 

教員になりたてのころは、自分の時間よりも働くウエイトが大きかったです。

でも結婚し、子どもが生まれ、この仕事が嫌いなわけではないですが、比重が変わってきたのは事実です。

 

“家族で楽しく生活する” ために働いていることに気づきました。だから休むことにしました。もちろん、不安がすべてなくなったわけではありません。

“ピンチはチャンス”

教員をしながら、そう子どもに言っていました。病休・休職を単なる “ピンチ” と思わず、“チャンス” にできるようしたいですね。

 

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