共働きの子どもの勉強 おさえておくべきポイントを解説

共働きの看板も前で家事をする夫婦の模型 子どもの宿題
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最近では共働きの家庭が増えてきました。子どもが保育園のころは、お迎えに行ってご飯を食べさせて寝かすだけだと思いますが、小学校に入るとそうはいかないと思います。

そうです、宿題があるからです。旦那さんは帰りが遅いので、学童にお迎えに行って奥さんがご飯の準備をしながら必然的に宿題も見なければならない家庭も多いのではないでしょうか?

 

それが毎日続くと結構負担ですよね。かといって、子どもなので全てを任すことはできないと思います。教師をしていた頃に保護者から、

「共働きだと、子どもにかけてあげる時間が少なくなるので学力が下がりますか?」

と聞かれたことがあります。もちろん放っておくと学力は伸びませんが、一概にそうとは言いきれません。共働き家庭でも学力が高い子はたくさんいました。

 

しっかりポイントさえおさえて子どもをみてあげれば、共働きであろうが学力を伸ばすことは可能です。では、どういった部分をおさえるべきなのかを解説していこうと思います。

 

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共働きで宿題を見るのが大変な理由

共働きで宿題を見るのが大変な理由は何か? 答えは簡単ですよね。時間がないことです。小学生のお子さんがいらっしゃる場合、できれば9時には寝かしてあげたいところですよね。

 

6時に学童にお迎えに行って、家に帰ってくると仮定すると残り3時間で、ご飯、お風呂、明日の準備、そして宿題をしなければなりません。途中でテレビも見たくなるでしょう。ゲームもしたいでしょう。そう考えると圧倒的に時間が足りません。

でも案外時間があればできるというものでもないんですよね。ですから、ポイントをおさえて宿題に取り組むようにしてあげましょう。

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放っておくとどうなる?

“時間がない”を言い訳にして放っておくとどうなるでしょう? おそらく勉強をしない子どもに成長してしまうでしょう。勉強をしなくとも親のチェックが行き届かないからです。子どもは “それでいいのか” と勝手な解釈をしてしまいます。

これは口で “勉強しなさいよ” と言っただけではダメです。どんなに忙しくても親が宿題に関わってあげることが必要です。

これは断言できます。教師をしていた頃、学力が高い子どもは、ほぼ100%といっていいほど親の協力が少なからずありました。ですから子どもが勉強しやすい環境を作るために親の協力は不可欠と言えます。

 

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子どもに学習習慣が付くまでが勝負!!

はっきり言って、子どもに学習習慣が付くまでが勝負です。学習習慣さえついてしまえば、あとは勉強をすることが当たり前になるからです。ですから、学習習慣が身に付くまでは、親がしんどい思いをしても頑張りましょう。

1年生で身につけておけば、そこから徐々に一人で勉強ができるようになっていきます。いつ勉強するかは、ライフスタイルに合わせながら子どもと考えていくことが大切です。

 

学童を利用する

共働き世帯はたいてい学童を利用していると思います。低学年のうちは1人でお留守番はなかなか難しいですもんね。学童を利用している以上、学童で宿題を終わらせるようにしましょう。

もしこれができるのであれば、帰ってからは宿題のチェックをするだけです。「よく頑張ってきたね」といっぱい褒めてあげましょう。学童での宿題は、”早く遊びたい” という理由で適当にやっている可能性もありますので、チェックは必ずするようにしてください。

 

しかしながら学童で宿題をすることが苦手な子どももいます。なぜなら学童は案外誘惑が多いからです。お友達も何人かいるはずなので遊びたくなる。一斉に帰るわけではないので、他の子どものお迎えのお母さんが来るたびに集中力が切れる。など、正直言って勉強しやすい環境とは言い難いです。

そんな環境の中で無理やりさせても身には付きませんので、我が子が学童で宿題をすることが苦手だと感じたら家に帰ってから宿題をさせるようにするのも一つの方法です。

 

勉強する時間帯を決める

学童から帰ってくると、親はご飯の準備、お風呂の支度、洗濯ものがあるなどバタバタすると思いますので、あらかじめ勉強する時間帯を決めておくとよいでしょう。

その方が子どもも宿題への見通しが立てやすいからです。

 

帰ってご飯を食べるまでなのか、ご飯を食べ終わってからなのか、お風呂を入ったあとなのか…子どもと一緒に相談して勉強しやすい時間帯を決めておきましょう。

個人的には、帰ってすぐがオススメです。ご飯を食べたあとだと一日の疲れがどっと来て効率が落ちるからです。帰ってすぐに勉強を始めるためには、ストレスを溜めていないことが重要です。学童で、思いっきり遊んでおくように子どもに伝えておきましょう。

 

ただし難点は、親が一番忙しい時間帯だということです。

“忙しい” というのを理由にして全く関わらないのはNGです。合間に様子をうかがったり、できた宿題を食後にチェックしたりするように心がけましょう。

 

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朝に勉強する

帰ってきていつも疲れている場合は、その日は思い切って早く寝てしまい朝に宿題をするのもアリです。その方が学校に行くまでの時間制限もあり、素早くできるかもしれないからです。

しかし、じっくり考えて宿題をするタイプの子には向いていないと言えます。そのあたりは、別記事で書きましたのでご興味があればご覧ください。

夕方と朝どっちが効果的!? 子どもの宿題について考えてみた

朝にする場合は、親も子どもと一緒に就寝するぐらいの気持ちでいましょう。早起きして頑張る子どもにつきあってあげてくださいね。

 

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これをするかしないかでは雲泥の差が生まれる “褒める”

共働きであろうが、そうでなかろうが、これをしないと子どもの学力は絶対に伸びません。“褒めること” です。褒められるということは一種の快感であり、小さいうちはそれを求めるために頑張っているといっても過言ではないからです。

褒められることを小さいうちから数多く経験をしている子どもは、自尊感情も高く学習意欲が高い子どもが多いです。褒められ慣れていない子ども、怒られてばっかりの子どもはその逆です。

ですから、 “褒める” ということは必ず行わなければなりません。

ここさえしっかりおさえておけば、共働きだから学力が低いなんてことは絶対にありえません。

 

褒めるときは、なるべく具体的に褒めてあげましょう。その方が、子どもはどこを評価されているのか分かりやすいですし、次はどんなことを頑張るべきなのか考えやすいからです。

 

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時間を捻出しよう

共働きだとどうしても時間が少なくなるのは仕方ありませんが、時間を捻出する努力はしましょう。やはり子ども(特に小さいうち)は、親と一緒にいたいからです。

具体的には、

  • 買い物は休みの日に済まし、買いだめしておく。
  • コープなどの宅配を利用する。
  • 晩ご飯の下準備は、朝のうちに済ましておく。

などが考えられます。

今の生活から少し工夫をして、子どもと一緒に過ごせる時間を捻出しましょう。

 

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まとめ

共働き世帯にとって、子どもの宿題は難敵に思われがちですが、考え方を変えれば子どもとコミュニケーションをとることのできるツールだといえます。

子どもの頑張りを褒めることで、親としても一生懸命勉強する子どもが愛おしくなりますし、子どもも次への活力になるからです。

 

親のちょっとした工夫や努力で、子どもに学習習慣を身につけさせることができ学力を伸ばすことができます。仕事も頑張りながらも我が子のことを気にかけてあげられる、そんな親でありたいですね。

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