子どもが小学校に持って行く傘 適応サイズと大事なポイント

傘をさしている子どもの写真 小学校お役立ち情報
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雨の日って憂鬱ですが、それでも楽しい気持ちにしてくれるアイテムが傘ですよね。今回は、小学校に持って行く傘はどんなものがいいのかを紹介したいと思います。

濡れなければなんでもいいんじゃない? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、傘にも適応サイズがあります。ましてや小学生、無駄に大きい傘を持って行くと思いがけない事故につながることもあります。

ですから、やっぱり子どもに合った傘を準備してあげることが大切です。学校でよく起こる傘トラブル回避の方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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適応サイズ

ランドセルが濡れないように大人用の大き目の傘を子どもが持つとどのようなことが考えられるでしょうか? メリットとしては「濡れないこと」ですが、デメリットもあります。

低学年だと突風にあおられて思わぬケガをすること、そして傘と周りとの距離感がつかめず、周りの友達にケガをさせてしまうことがよくあります。ですから、子どもには子どもに合った傘を用意してあげることが大切です。

では、子どもに適応したサイズはどれぐらいの大きさかをみていきましょう。

まずは傘の部分名称です。「親骨の長さ」が傘の大きさになりますので、この長さを身長と合わせることが大切です。

     楽天市場「LINE DROPS」より

続いて、親骨の長さと適応身長です。

親骨の長さと適応身長の目安
親骨      身長
47㎝    95㎝~110㎝
50㎝    105㎝~120㎝
53㎝    115㎝~130㎝
55㎝    120㎝~140㎝
58㎝    135㎝~160㎝  引用:株式会社オカモト東京支店運営サイト 

高学年になって、体も大きくなれば大人用でも大丈夫ですが、小さいうちは特に体のサイズにあったものを用意してあげましょう。

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オススメの傘

一体どんな傘がオススメか、元教師目線からお伝えしますと、ズバリ「安いもの」です。理由は、小学校は集団生活ですので気をつけていても壊れたり、無くなったりすることがあるからです。

特に小さい男の子の場合は、傘を持つと闘います。雨の日の傘の持ち方の指導は欠かせません…。ですから、壊れてもさほど困らないものを準備してあげましょう。

とはいえ、「安かろう、悪かろう」ではいけませんので、着目しておくべきポイントを3つあげたいと思います。

軽さ

なるべく軽いものがオススメです。なぜなら、子どもはただでさえ重いランドセルを背負っていますし、絵の具や習字道具を持って行かないといけない日に雨が降ると悲惨だからです。

ですから、子どもになるべく負担がかからないような軽い傘がいいと思います。

丈夫さ

低学年の男の子の場合、傘をすぐに壊してしまうと思います。闘ったり、杖の代わりに使ったりするからです。ですから、丈夫な傘を持たせてあげるとよいでしょう。

軽さをとるならアルミ製の骨の傘ですが、耐久性がないので折れやすいです。
丈夫さをとるならステンレス製です。ただし、若干重いのが気になります。

そこで登場するのが、グラスファイバー素材の傘です。グラスファイバーは、ガラスを溶かし、引き延ばして繊維状にしたもので、軽くて強い素材です。釣竿にもよくつかわれていますね。

グラスファイバーにするとすべて解決なのですが、お値段が高いです。ですから、物を大事に扱えるようになってきた年ごろからグラスファイバーの傘を持たせてあげると良いかと思います。

安全

1年生が持つ傘といえば何色を想像しますか? そうですよね、黄色ですよね。あれはなぜだかご存知ですか? 

正解は、歩行者や車から目立つ色だからです。

1年生は傘をさすと自分のことで精一杯です。周りを見る余裕がありません。ですから、周りの歩行者やドライバーに気づいてもらえるような配慮になっているというわけです。

小学校といえど、冬場は下校時間が暗くなってきますので、黄色や白などできるだけ目立つ色を選ぶとよいでしょう。反射板がついている傘もオススメです。

また、一部分が透明になっている傘もオススメです。傘をさすとどうしても視界が悪くなりますので、透明部分があると前方を見ることができるからです。特に低学年のうちは透明部分がある傘を持たせてあげるようにしましょう。

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傘トラブルに巻き込まれないために

学校で、「先生、ぼくの傘がない」「傘が壊れている」は上位にランクインするトラブルの一つです。集団生活ですので、意地悪でも何でもなく起こることがあります。

自分の傘がなくなったり、壊れたりしていると悲しい思いをしますので、学校でも先生が傘の扱い方の指導を1年生からしてくれていると思いますが、家庭でも子どもに教えてあげてください。

巻いて傘立てに入れる

濡れたままの状態は傘にとってはあまりよろしくありませんが、乾かすのは家で行うとして、学校についたら閉じて巻くように教えてあげてください。傘が壊れる原因で多いのが、巻かずに傘立てに入れ、次の子が気付かずその中に傘を挿してしまうパターンです。

学校によっては、必ず一本置き傘を置いておく学校もあると思いますので、傘立てはいつも大賑わいであることが多いです。

傘が破れたり、骨がいがんだりする原因になりますので傘は巻いて傘立てに入れるように教えてあげてください。

見えるところに名前を書く

無くなる原因で一番多いのが名前を書いていないことです。傘は地域のホームセンターなので買うことが多いと思いますので、同じ傘を持っている子が意外と多いです。ですから、間違って持って帰ってしまうことが多いです。

よくあるのが、傘の巻き紐部分に名前が書いてあること。一目では誰のものか分からないので間違えられる確率が上がります

オススメは持ち手に名前を書いておくことです。まず間違えられません。それはちょっと…と思われる方は、持ち手部分にシールを貼るなど、一目で自分のものだと分かる工夫をしておくといいと思います。

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まとめ

小学校生活で傘を壊してしまったり、なくしてしまったりする経験はきっと多くの子どもが体験すると思います。ですから、雨の日の楽しみアイテムとして傘を購入するのはせめて高学年になってからでいいのではないかと思います。

低学年のうちは「傘は消耗品」と割り切って、「安くて子どもが使いやすいもの」をもたせてあげるのがいいですよ。

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