食べ物の保存といえば、料理をする方の永遠の課題ですよね。せっかく一生懸命作った料理、最後まで残さずおいしく食べてもらいたいのが本音だと思います。
しかし、一度は経験があるのではないでしょうか? 作った料理が冷蔵庫の中で残念な姿になっている状態で発見されること。せっかく買った食材が痛んで食べられなくなってしまったこと。ありますよね?
ぼくは釣りが趣味なので結構やってしまいました。たくさん釣って冷凍するのはいいけれど、冷凍焼けして食べられなくなってしまった経験。魚たちには申し訳ないです…。
そんな事態を回避できる、長期保存を可能にすることができる家電が実はあるんです。
その名も「真空パックん!!」
名前の通り、真空にすることによって長期保存を可能にすることができます。
これをうちの台所に導入してから、食材を捨てることは格段に減りました。今回は、「主婦のつよ~~い味方」になる家電を紹介したいと思います。
食べ物がいたむ原因は?
そもそも食べ物がいたむ原因を考えてみましょう。原因は大きく分けると7つあります。
「温度」「湿度」「エチレンガス」「酵素」「酸素」「光」「微生物」です。
「エチレンガス」「酵素」「微生物」とどうしようもないものもあれば、「温度」「湿度」「光」と冷蔵庫がカバーしてくれ、ある程度なんとかなるものもあります。
問題は、「酸素」です。空気中に存在しているのでどうしようもありません。ラップで巻いても目に見えないような隙間から酸素が入り、酸化して食べ物を痛めてしまいます。
そこでその酸素をなんとかしてくれるのが、今回紹介する「真空パックん」なのです。
真空保存できる家電 「真空パックん」
コーヒー豆や冷凍のものなど真空で売られているものありますよね? あれってなぜだかわかりますか? あれは売っている途中に食べ物が酸化して傷まないようにしているんです。酸素を抜いて保存すると、食べ物の傷みを防ぐことができます。
家庭で食べ物を真空に保存することができるのが「真空パックん」です。
使い方は簡単、食べ物を専用の袋に入れスイッチを押すだけ。それだけで空気を抜いてくれます。
こんな方にオススメ
誰が使ってもオススメできることは間違いありませんが、特にこんな方にはオススメできます。
一人暮らしの方
ぼくも経験がありますが、一人分の料理って作るのが難しいですよね。食材を入れていくうちにどうしても量が多くなってしまいます。すると、作りすぎる→食べるのに飽きる→腐らせる といった流れになってしまいます。
冷凍したとしても、気づいたころにはカピカピになっていた経験もあるのではないでしょうか? 真空パックんを使うと、上手に保存できるので無駄がありません。しかも、そのままレンジにかけたり、湯煎したりできるので解凍もとても楽チンです。
単身赴任の旦那さんをお持ちの主婦
単身赴任をしているお父さんに愛情の詰まった料理を送りたいと考えているやさしいあなたにも向いています。酸化を防いでくれるので、風味を損なわずに愛する家族のもとへ料理を運ぶことができます。
貰った方も解凍が楽チンなので助かること間違いないでしょう。
買いだめする方
大型スーパーなどで買いだめする人にも向いています。鮮度が落ちやすい生鮮品や、風味が落ちやすいコーヒー豆の保存にはとても向いています。
特にコーヒー豆だと、大好きな人は毎日飲むと思いますので1週間分ずつぐらい小分けにして保存しておくと、いつまでも新鮮な味が楽しめますよ。
釣り好きのお父さん
ぼく自身は、釣り好きが高じてこの真空パックんを購入しました。なぜなら、釣ったあとの魚の保存に困っていたからです。
一度に食べられる量には限界があるし、冷凍しても食べようと思ったころには冷凍焼けしてしまっておいしくなくなってしまったことは何度もありました。
それがこの真空パックんを使いだしてからなくなりました。脱気(酸素をなくす)して保存できるので、魚が新鮮なまま保存できるからです。
これさえあれば、「釣れすぎてどうしよう…」と心配することもなくなります。
ペットを飼われている方
最近は、グルメなペットも増えてきましたよね。ぼくの実家で飼っている犬も開けたてのドッグフードでないと食べないそうです。鼻が利く分、匂いには敏感だからでしょう。
そんなときもこの真空パックんが役立ちます。開封後、小分けにして真空保存しておきましょう。そうすることによって、いつでも開封したての風味のご飯を食べさせてあげることができます。
ペットが可愛くて仕方ない方にもぜひオススメです。
こんな使用方法もあります
ただただ袋に入れて真空にするだけではありません。真空パックんには他にもこんな用途があります。
スープも真空保存できる
液体系は無理か…と思いましたが、そうでもありません。真空パックんには専用の「キャニスター」と呼ばれる容器があります。これを使用すれば、スープも真空保存可能です。袋で脱気する型崩れしてしまうパンやフルーツなんかも、このキャニスターを使えば型崩れすることなく保存することができますよ。
マリネ機能搭載
これは脱気を利用した応用技です。脱気→空気を入れる を繰り返すことで浸透圧をうまく利用し、少ない調味料で味をしみこませる技です。
さっと浅漬けなどを作りたい時には、オススメな使い方だと思います。
真空にしない保存方法
真空にせずに保存する方法もあります。真空パックんには感熱線がついていて、熱で袋をくっつけ密閉させることができます。ですから食べ残したスナック菓子なんかだと、その袋のまま熱で密着させてしまうと保存ができます。
輪ゴムで止めていて、次に食べようと思った時には湿気ていた経験がおありではないでしょうか? 真空パックんを使うとその心配もなくなります。
ただ、注意しないといけないのはすべての袋で出来るわけではないことです。スーパーの袋のような柔らかい袋だと、袋自体が溶けてしまうので気をつけなければいけません。
デメリットはあるの?
長期保存を可能にしてくれ、また風味も守ってくれる真空パックんのデメリットを考えてみました。
専用袋にお金がかかる
唯一のデメリットとしては、コレだと思います。何でもかんでも袋なら使えるわけではなく、丈夫な専用のシート(袋)を買わなければいけません。まとめ買いをすれば若干お得にはなりますが、大で800円、小で700円程度かかります。
これが高いか安いかは、使う人次第ですかね。個人的には、すぐには食べないなというものは真空パックんを使うようにしています。
まとめ
食べ物を捨てなくて済むというのは、地球にも優しいし、気分的にも嬉しいですよね。せっかくの料理、食材ですので最後までおいしく食べたいものです。
よく食材をダメにしてしまう方には、自信をもってオススメできます。冷蔵庫の中もスリムになるので一石二鳥だと思いますよ。
ライフスタイルに合いそうな方は、検討されてみてはいかがでしょうか?
コメント