どうも、パパっと先生です。
夏と言えば、海、山、花火大会~!! ですよね。
ということで、今回は花火大会前にオススメの絵本を紹介したいと思います。
オススメしたい本は、カズコ・G・ストーンさんの “はなび ド~ン” と
渡辺有一さんの “ねこの はなびや” です。
そろそろ花火大会に子どもを連れて行ってみてあげようかな?と考えていらっしゃるお父さん、お母さん必見です。
本当の花火大会に行く前に読んであげてほしい一冊です。
まだ生まれてから一度も大きな花火を見たことがない我が子に、“花火大会ってどんなのだろう” と想像させてあげましょう。実物を見る前に想像を膨らませることは、子どもの脳の発達にとても重要です。
そんなに有名な絵本ではないかもしれませんが、お子さんの花火大会への想像をパンパンに膨らませることのできる価値ある本だと思います。
子どもに読んであげているうちに、一緒に花火大会に行くことが楽しみになってくること間違いなしですよ。
動画では得ることのできない絵本の魅力
みなさん花火大会に行ったら、写真や動画を撮る派ですか?
ぼくは、昔は結構撮っていました。記念にと思って…。でも、帰って見てもそんなに感動しないんですよねぇ~。プロでもないので上手なポイント分からないし、暗いからブレまくってるし…。
結局、撮って満足してしまっていることが多かったように思います。それなら、撮らなくてもいいやと最近は思うようになりました。
なにが伝えたいかと言いますと、本当の花火大会の全身に響く音、視界から溢れんばかりの芸術は動画では絶対に伝わらないのではないかということです。
確かに便利な時代になりました。花火の動画も探せば、山のように見つかると思います。でも、実際見てみると「ポンポン、ポンポン、パラパラパラパラ~」と花火があがっているだけのもの多くありませんか?
“あ~こんなのが花火大会ね” っていう程度を知りたいのなら便利ですが、初めて本物の花火大会に行く我が子には、そんなショボイ先入観を持ってほしくない!!
親だったらそう思いませんか?? (熱いぜ俺っ!!)
動画に勝るもの、それは想像力です!!
それを手助けするのが今回の絵本なのです。
動画は見て分かりやすいですが、それ以上のものはありません。でも想像力は無限大です。絵本で見たこと、お父さん、お母さんから教えてもらったことからぐんぐん広げていくことができます。
絵本や大人の経験から、子どもの頭の中を破裂しそうなぐらい想像でいっぱいにして、花火大会に連れて行ってあげてほしいと思います。
絵本の内容
まず “はなび ド~ン” の方からお伝えしたいと思います。どちらかというと、こちらの本は花火大会初心者の若葉マークのお子さん向けです。
「くらーい よぞらに シューッ なーにかな?」
から始まります。横にはまるで流れ星のような美しい挿絵。
たくさん想像させてあげてください。たった一本の線ですが、大きな花火を知らない子どもにとっては想像を膨らませることのできる一筋の光です。
次のページでは、それが “ドーン” と弾けます。
花火の魅力である、弾けた後の美しい状態がたくさん描かれているだけではありません。火をつけて打ち上げられたときから弾けるまでのあの何とも言えない “ワクワク、ドキドキの瞬間” が細かく描かれているのがこの本の最大の魅力です。
また打ち上げられた花火は、一つひとつの火の粉まで丁寧に描かれており、実際の花火をほうふつとさせる美しさがあります。
色んな色や形の花火も描かれ、最後は “おそらで またね” と、にこちゃん花火が微笑んでくれています。
次は、“ねこの はなびや” です。
この本は、色づかいが本当に美しいです。
内容は、しろねこぐみ、くろねこぐみ、とらねこぐみが競って美しい花火を打ち上げるというお話。花火の球をつめて、海の上まで船で運ぶところも描かれています。そこからは、美しい花火の競演。
夕暮れ時から始まり、真っ暗になる空の変化など細かいところにも気が配られています。明るいときと暗いときの花火の見え方って、全然違いますもんね。
打ち上げられた花火は、色とりどり咲き誇る花のよう。今にも動き出しそうな生命力の宿った花火が描かれています。
ぼくが一番美しいと思ったのは、“かさのはなびのシーン”
暗闇の中に浮かぶ様々な “かさはなび” は、まるで深海に漂う鮮やかな色をしたクラゲたちのように感じました。生き物と同じで、一つとして同じものはない。そう感じさせられたシーンです。ぜひ、みなさんにも見てほしいです。
また、この本は一部仕掛け絵本になっています。そこには花火大会のメインにあたる壮大な花火が描かれていて、こちらを飲み込みそうな迫力と美しさは圧巻です。
“こんなすごい花火もあるのか~” と想像をかき立てられること間違いなしのページです。
オススメの読み方
“はなび ドーン” の方は、言葉が少ないです。大半は “シューン、シュー、ピカッ、パラパラ” などの擬音です。ですので、単調に読むのではなく、実際の花火を大人が想像しながら上手く擬音を表現してあげましょう。
「ほんとにこんな音するかなぁ~」
なんて声かけをしてあげながら、期待と想像を膨らませてあげるといいですね。
一方 “ねこの はなびや” の方は文字が多めです。しろねこぐみ、くろねこぐみ、とらねこぐみが登場し、花火職人目線で文章が書かれています。どこが一番きれいな花火を打ち上げられるかですが、やっぱり注目してほしいのは色づかいです。
「うわぁ~きれいな花火。何色かな~」
なんて声かけしてあげてください。グラデーションの部分もあるのでそこを見つけられたら、
「赤ピンク!!」
なんて表現してくれるかもしれませんね。本当にきれいに描かれています。
「○○ちゃんはどの花火が一番好きだった?」
って聴いてあげてほしいと思います。
まとめ
絵本から、花火大会を想像することのできるっていいですよね。私たちもそうですが、未知のことを想像するってすごい楽しいですよね。子どもたちにもそのワクワクをたくさん味あわせてあげましょう。
絵本にプラスして、お父さんお母さんの経験談も交えてあげるといいと思います。
大人も子どもも花火大会当日が、楽しみで仕方ない!!
そうなったら、この絵本は大成功ですね。家族で花火大会を楽しんでください。
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