【教員】 限界…学校を休む。ストレスダムの決壊

ダムの放水の写真 教員の病気
スポンサーリンク

どうも、パパっと先生です。

みなさんご存知ですよね? “大きなかぶ” のお話。

大きなかぶを、順番に引っ張っていきますよね。

おじいさん、おばあさん、おねえさん、犬、猫。

最後はネズミの力でかぶが抜けます。

 

かぶサイドからこの物語をみると、おじいさんから猫までは、踏ん張って耐えていたけど、最後のネズミのちょっとした力で耐えられず、

スッポ~ン!

という話。

 

人間のストレスダムの決壊も大きなかぶの話と同じ。

最後のちょっとしたことで決壊してしまいました。

 

少し風邪をこじらせた…ただそれだけでした。

ダムと同じように、ストレスも溢れそうになってきたら少しずつ放流してやることが重要です。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

色んなストレスの蓄積

前回のお話で書いた通り、睡眠導入剤というお薬を病院でもらいました。

それを服用し、少しは眠れるようになりながらの仕事。

 

眠れるようになったところで、現実に起こっていることには変わりがない。

というのが、つらいところでした。

落ち着かないクラス、

教員採用試験、

新居のこと、

免許更新、

育児…

 

いろんなことにストレスを感じ、様々な考えが頭を巡っていました。

 

新居のことなんて、楽しいことのはずなのに…

それにすら、ストレスを感じていました。ポジィティブに考える思考が無くなっていたのだと思います。

 

やることが多すぎて、頭の中がぐちゃぐちゃでした。

“やらなきゃいけない”

常に何かに追われているような感じ。

すべてが楽しく感じられませんでした。

 

今振り返れば、自分の素直な気持ち、

“楽しいこと”

“ツライこと”

“一番のストレス”

など、なんでもいいから紙に書いて整理してあげるとよかったと思います。

 

ストレスが溜まりすぎて、頭の中だけでは対処できていませんでした。

このストレスたちが、自分を壊す要因となりました。

 

スポンサーリンク

体調不良でストレスダム決壊

ふとしたことがきっかけで、

“かぶが抜ける”

瞬間がやってきてしまいました。

 

ぼくの場合は体調不良。ほんのちょっとの微熱。

元気な時なら、風邪薬でも飲んで頑張って、知らないうちに治っているようなレベルのものだした。

 

でも、このときは違いました。

ほんのわずかな体調不良で、今まで抱えていたものが崩れていきました。

 

「無理だ、無理だ、無理だ…」

 

あのクラスで働きながら、採用試験の勉強なんて無理だ…。

疲れているのに土日に新居の打ち合わせなんて無理だ…。

こんなツライ生活を続けていくなんて無理だ…。

 

全てに対して、そう言っていたし、そう思ってしまっていました。

ベッドの上で身悶えながら、涙を流していたのを覚えています。

 

そんな状態で学校に行けるはずもなく、その日は休むことにしました。

休まなければいけない

そんな状況だったと思います。

 

たったこんな風邪なんかで…。自分が今弱っていることを実感しました。

そして、そこまで差し迫ってきた限界の2文字。

 

スポンサーリンク

ついに限界…

休んだのが金曜日。この土日は最悪でした。

 

本当なら、病院に行って精神安定剤や抗うつ剤をもらって、飲まないといけないような状態だったと思います。

一日中ずっと暗い気持ちで過ごしていました。

 

でも、お伝えした通り、住宅ローンによって心療内科にはまだ通院できていな状態。

休んでしまった罪悪感、変わらない現実、どうしようもない不安…

 

ベッドの中で、色んなことに押しつぶされそうになりながら、ただただ時間だけが過ぎていきました。

 

妻は、共感して話を聴いてくれました。

ぼくはずっと泣いていました。

ツラすぎたのだと思います。

 

何度も

「お仕事ちょっと休もう」

と提案してくれました。

 

でも、ここでもまじめな性格が邪魔をしてきました。

 

休んだら、迷惑かける。

新居のお金はどうなるんだ。

一度休んだら、あのクラスには戻れないだろう…

 

そんな思いから、

「うん」

とはすぐに言えず、不安なことだけを考え時間だけがすぎていく…

 

でも、自分の中で答えは決まっていたと思います。

「もう、限界だ…」

と。

 

その決断のために、少しだけ背中を押してほしかったのかもしれません。

納得する何か理由が欲しかったのでしょう。

 

月曜日、管理職の先生や学年の先生に相談しました。

以前から、相談はしていたのでみなさん、ある程度分かっていてくれていたと思います。

「パパっと先生、ちょっと休み」

と言っていただけ、ありがたかったです。

 

みなさんの優しさと、申し訳なささで涙が溢れました。

あんなに学校で泣いたのは、初めてでした。

 

この日、もう心は折れていました。

しかし、いつも通りクラスは荒れ、トラブルもたくさんありました。

それでも、いつも通りに子どもに接し、トラブルに対応した自分。

 

とても頑張ったと今でも思います。

“でも限界だ…”

 

ここが自分の分岐点でした。

 

スポンサーリンク

まとめ

今回の休みは、病休ではなくとりあえず年休対応です。

でも正直、休むことにはものすごく抵抗がありました。

 

“申し訳ない”

“自分だけ休むなんて、いいのかな”

“これからどうなっていくのだろう”

 

という気持ちがものすごく大きかったです。

 

でも、今考えると

あのとき休んでいなかったらどうなっていたのだろう

と思います。

 

だって、自分の中でストレスダムが決壊した状態でしたから。

そんな状態で働きながら、“こころのダム” を修復できるはずありません。

 

今このブログを見て、自分もストレスダムが決壊していると感じたあなた。

今まで

誰かのために一生懸命

働いてきました。

 

少し立ち止まって

“自分のため

に休んであげてもいいのかもしれません。

 

“休みを取る”

のは、日本人の考え方では少し勇気がいるのかもしれません。
でも、悪いことじゃありません。

ぼくは

“休む”

という決断をしました。

同じ決断をされた方は、たくさんいらっしゃると思います。

 

自分を大切にして、疲れたら、“限界だ” と思ったら無理せず休んでください。

ぼくの経験を書いたこのブログが、あなたの勇気ある決断を少しでも、手助けできると嬉しいです。

次回は、ついに通えるようになった心療内科について書きます。

コメント