みなさん子育て楽しんでいますか? どうも、パパっと先生です。
子どもといると、毎日おどろかされたり、色んな発見があったりして楽しいですよね。みなさんもそうだと思いますが、ぼくも小さいうちからたくさん関わって育ててあげたいと常日頃から思っています。
このブログを覗いてくださったということは、子どものために何かいい絵本はないかな? と探していらっしゃるステキなお母さん、お父さんなのでしょう。
ぼくも見てくださったからには、今回紹介する本を
「我が子に読んであげたい」
と思ってもらえるように全力でプレゼンしたいと思います。
今回ぼくが紹介する絵本は、柴田ケイコさんが描かれた
「おいしそうなしろくま」
です。
この本を選んだ理由は、想像力をかきたてられる、かつ絵がシュールで可愛いからです。
では早速紹介に入りたいと思います。
内容
絵本を選ぶときって、何を中心に選びますか?
・勉強になる
・おもしろそう
・子どもが好きそう
など色々考えると思います。子どもといると感じると思いますが、笑うポイントが大人とは少し異なりますよね。みんな昔は子どもで、今も昔も子どもの笑うポイントは変わりがないと思います。
子どもって何が面白いと感じるかというと、
「普通ではありえないこと」
に笑いを感じます。有名なところでいうと、「おしりたんてい」です。まず、「おしり」というキーワードだけでも子どもは喜びますし、なんてったって顔がおしりですからね。現実では、あり得ないですよね。だから子どもに人気なのでしょう。
ですので、この「おいしそうなしろくま」も普通ではありえないことが起こっています。どんなことが起こるかというと、くいしんぼうのしろくまが自分の好きな食べ物の中に入りたくて仕方がなくなり、
「しろくま汁」や「しろくまッティ」になります。
どういうことかというと、食べ物に同化しようとしているんです。しかも超シュールに…。大人が見ていてもシュールすぎてクスッと笑ってしまう。そんな仕上がりになっています。
おすすめポイント
会話をしながら読もう
この本は、読み聞かせというよりも子どもと会話を楽しみながら読むことができる本です。
例えば、しろくまが
ごはん
ごはんの なかって、 ふわふわしていて あったかいだろうなぁ。
みんなは、どんな ごはんの おともが すき?
ぼくが いちばん すきなのは うめぼし!
おいしそうなしろくま より引用
と、アツアツのご飯の中に入ったところを想像しているシーンがあります。
その横には挿絵として、梅干しがのったマンガ盛りのアツアツのご飯。そこに白くまがフェードイン。その表情は、何とも言えない快感で満ちた表情。
一応子どものしろくまの設定なのですが、おじさんが寒い日に「あ゛っあ゛ぁぁ~~」と言いながら湯船に浸かるときのような表情をしています。しろくまにとって、それほどの至福のようです。
それを見ながら、
「しろくまさん、大好きな梅干しご飯の中でうれしそうやなぁ~」
「○○ちゃんは、ごはんのおとも何が好き?」
「パパはのりかな~」
など会話を楽しめます。
要所要所で、しろくまが
「きみのおうちの味噌汁にはどんな具が入ってる~?」
とか
「きみはピーマン食べれるかな?」
と問いかけてくれるので、そこから話を発展させてもおもしろいと思います。他にも、コロッケや天丼になるのですが、みんな少しずつ表情が違っています。
「今回しろくまさんこんな顔してるで」
「ちょっと熱かったんかな?」
などと、表情に注目しながら会話を楽しむのもおもしろいですよ。
想像しながら読もう
なんといってもこの本は、想像しながら読むのがオススメです。食べたい食べ物になりきろうとするしろくま。見開きで食べ物の名前と挿絵がのっているので、おうちの人がちょこっと次の食べ物の名前だけ先取りしてみてください。
「次は、たまごやきやって~」
「どんなふうになりきると思う?」
と子どもさんに問いかけて、いっぱい想像させてあげましょう。
「焼かれているところかな?」
とか
「出来上がったところかも」
など、子どもなりに考えると思います。ちなみにうちの子どもは、
「できたたまごやきでトランポリンしてる」
と言っていました。なるほど、ふわふわの玉子焼きか…我が子ながら感心しました。
何ページか見ていると、しろくまのシュールさが脳に伝わってくるので、色んな想像ができます。兄弟がいたら一緒に想像すると面白いです。色んな想像が次から次へと浮かんできて、なかなか次のページに進めなかったら、この本がぴったりはまった証拠だと思います。
ちなみに、しろくまがなりきっていた食べ物で、ぼくが一番好きなのは「うどん」です。しろくまというだけあって、白いし、多分麺だろうな~と考えていましたが、まんまと裏切られました。
この「うどん」がとてもシュールで、「そうきたか!!うまい!!」というなりきり方です。どんなふうになりきっているかは、想像して絵本で確認してみてください。
ヒントは、きつねうどんです。
シリーズ
しろくまシリーズで、おいしそうなしろくま以外に
- おべんとうしろくま
- あま~いしろくま
があります。どういった内容かというと、おべんとうしろくまは「おにぎりべんとう」や「ハンバーガーべんとう」「うんどうかいべんとう」など、いろんなお弁当になっています。
あま~いしろくまは、ご想像通りスイーツになりきっています。どちらもシュールになりきっていますので、「おいしそうなしろくま」で気に入られた方は、買って損はないとおもいます。
まとめ
今回は、かわいい絵本の中でも想像力をかきたてられるものを紹介しました。子どもの想像力は、本当に驚かされるものがあります。
どんな子どもも想像を膨らますことのできる一冊だと思いますよ。読み方も少し工夫してお子さんのお気に入りの一冊にしてあげてください。
ちなみに、この絵本の後にピクニックなどでキャラ弁を作ってあげると、檻から放たれたおさるさんのようにウキャウキャ言いながらとてつもなく喜んでくれます。遠足の前なんかに読んであげてもいいですね。
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