そろそろこの時期がやって来ましたね。そうです、花粉です…。日々だんだん暖かくなっていくことは嬉しいですが、花粉症の方にとっては乗り越えなければならない壁なはずです。
という僕も結構な花粉症で、小学生のころからこの時期は目のかゆみ、鼻づまり、鼻水ダラダラととても悩まされてきました。
空中に飛んでいることは分かっているのですが、目では見えないので知らず知らずのうちに吸い込んでしまっているんですよね。マスクやゴーグルをしていてもなかなか効果がでず、お困りの方も多いのではないでしょうか?
今回紹介するのは、「鼻うがい」です。家に帰ってきたら、さすがに花粉から解放されたい!! という方は試してみる価値があると思います。
鼻うがいとは?
最近CMなどで取り上げられているので、花粉症の方はほとんどご存知だと思います。鼻から水を入れて、鼻の奥を洗浄することです。
外で吸い込んでしまった花粉を体の外に出すことで、アレルギーを起こさないようにしているわけです。ですから予防というよりは、吸い込んだ後の対処方法となりますので、予防と共に行うとより効果的ですよ。
基本的な予防策
鼻うがいで花粉を体外に出すことができるといっても、大量に吸い込んでしまっては当然ながらアレルギーが起こってしまいます。花粉症の方なら共感して頂けると思いますが、一度くしゃみや鼻水づまりが起こり出すと、なかなか止まりませんよね。
ですから基本的な予防はきっちり行いましょう。外出する際は、まずマスクは必須アイテムですよね。目が敏感に反応する人はゴーグルをつけましょう。
案外衣服や髪の毛に付着して、そのまま花粉を家の中に持って入ってしまうパターンが多いですので衣服に花粉が付着しにくくなるスプレーを振ってから出かけるのもいいと思います。
もちろん玄関に入る前は、服をはたいて花粉を落してから入るのが重要です。
そこまでできた後、鼻うがいに取りかかりましょう!!
効果抜群!! 鼻うがい
外にいるうちは仕方ないにしても、家に帰ってからも花粉で苦しめられる状況をなんとかしたい!! 花粉症の方ならそう思うと思います。実際ぼくも今までそう思ってきました。何とかできないものかと思い、昨年から鼻うがいに挑戦してみました。
結局のところ、普通のうがいを何回しても花粉は取れないんですよね。しかも外ですでに花粉を吸いこんでしまっているので、家の中でもその吸い込んだ花粉によってアレルギーに悩まされます。
花粉のヤツは一体どこにいるのか!?
実は鼻の奥の上咽頭というところに付着しているんです。
参照:ひとりデイケア
インフルエンザの検査をするときに、細長い綿棒でこちょこちょされるところです。
こんな奥の方に付いてしまっているので、鼻うがいをしない限りはなかなかとることができません。
ということで専用キットを購入して試してみました。
使い方はとっても簡単♪
①お湯(36℃ぐらい)をボトルの線まで入れる
②鼻うがいの元の粉を入れる
③軽く振って混ぜる
これだけで準備OKです。あとは下を向きながら、ボトルの先端(穴が開いている)を鼻にあて、ゆっくりボトルを握るだけです。そうすると上咽頭を通って反対側の鼻から、水が出てきます。
同じ手順で反対側の鼻からも行い、やさしく鼻をかめばすっきり爽快です!! やるかやらないかでは、鼻の具合が大違いです。
ちなみに上咽頭を洗うことは、インフルエンザや風邪対策の面から見ても効果的なんですよ!!
自分で作ってみよう!!
花粉は毎日飛んでいますので、鼻うがいは毎日でもしたいものです。しかし市販の物を使っていては、お財布が寒くなってしまいます。(毎回市販の物を使っているとランニングコストが結構かかるからです)
鼻うがい薬は、おうちでも簡単に作れますので、「鼻うがいはしたいけどあんまりお金かけたくないよ」という方は参考にしてください。
鼻うがい薬は一体なんなのかといいますと、塩なんです。お塩。体内の塩分濃度と同じ生理食塩水をつくことで鼻に水が入った時の「ツーン」という痛さをなくしているのであります。
ですから「普通の水でもいけるっしょ!!」と思い、真水でやるとエライことになります。プールで鼻から水が入った状態です。
目指せ!! 0.9%の鼻うがい薬の生理食塩水
用意するものはこちらです。
- お湯(36℃ぐらいです) 1L
- お塩 0.9g
お湯は菌などが気になる方は、一度煮沸して冷ましたものを使うといいと思います。これを混ぜると完成です。煮沸したといっても取り置きは数日までにしましょう。
ぼくは煮沸するのが面倒くさいので、蛇口からボトルにお湯を直接インします。
- お湯(36℃ぐらいです) 300mL(1回分よりちょい多め)
- お塩 0.3g
これを混ぜれば完成で~す!! 作り方さえ分かっていれば、薬局で買い足す必要がなくなるのでとても経済的です。
ぼくのオススメは、初回は買ってもいいかなと思いました。なぜなら専用のボトルがついてくるからです。ボトルは自分で用意するよりも市販の物の方が使いやすいと思いますので、節約したい方は初回だけ購入して2回目以降は自作してみてはいかがでしょうか?
鼻うがいの注意点
効果抜群の鼻うがいですが、気をつけたいポイントもあります。
やりすぎ注意!!
上咽頭はデリケートな部分です。ですから鼻うがいのやりすぎは、粘膜にダメージを与える可能性があります。1日2~3回ぐらいが適当な回数ですのでやり過ぎには気をつけるようにしましょう。
外から帰ってきたときにだけ行うというように決めてもいいかもしれませんね。
鼻うがいの後の鼻かみに注意
鼻うがいの後、鼻水が出るので思いっきりかみたくなるかもしれませんが優しくかみましょう。
なぜなら鼻を強くかむと耳の炎症につながる恐れがあるからです。鼻水がたくさん出そうなときは、ついつい力を込めて出したくなってしまいますが気をつけるようにしましょう。
まとめ
つらい花粉シーズン、何とかして乗り切りたいですよね。薬などは妊婦さんや他の薬を処方されている方にとっては使いづらいと思います。
でも鼻うがいなら、生理食塩水なので安心して使うことができるでしょう。
色んな方法を試しながら自分に合う方法を見つけて、花粉症と上手く付き合っていけるといいですね。
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