【1年生】1~10までの数字の勉強 算数の基礎となる単元

数字のクッションの写真 算数の単元解説
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小学校で算数を勉強する2つめの単元です。ここから数についての勉強が本格的にスタートします。とは言っても入学前に、1~10までの勉強ですので数えられる子が大多数だと思います。

ここでつまずくと、あとの算数が間違いなく嫌いになってしまいますのでお子さんが苦手そうな場合は、おうちでもしっかり復習してあげることが大切です。

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どんな単元なのか?

簡単にいうと1~10について完全にマスターする単元です。大人になると当たり前のことですので、それを理解していない子どもに教えることは実は結構難しいです。

学習する内容は、まず数字の言い方を学び、次に数詞(数字の呼び方)と数字を対応できるようにします。

どういうことかと言うと、「イチ」と「1」を同じものとして認識するということです。これが案外難しく、絵やブロックを使って徹底的にできるようにしなければなりません。

また日常生活ではあまり使わない「レイ」という言い方、数字についても学習します。数字の書き方についても覚えます。

 

最終的には今まで線を引っ張ったり、おはじきを置いたりしてどちらが多いかを判断していたことを、数字のみを見て大小を判断できるようにする単元です。1~10までと数字は少なく簡単に思えますが、数字の概念を形成する非常に大切な単元といえるでしょう。

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この単元で達成したいこと

重要な単元ですので、達成しておきたいことは5つもあります。

ブロックなどの数と数字をリンクさせる

今まで使ってきたおはじきやブロックなどと数字を同じ数量のものとして認識することです。

「おはじきの数はどれ?」と聞き数字を見せ、指差しができればクリアしているといえます。

 

10までの数字を確実に数えることができる

こちらはすでに保育所や幼稚園で達成できている子どもが多いと思います。苦手なお子さんは、お風呂から上がるときに10数えてから上がるようにしましょう。

 

数字の読み方、書き方を知る

口では言えても、読めない、書けないという子は案外多いです。大人なら当たり前なので「なぜ?」と思うかもしれませんが、例えばスペイン語の1~10を覚えると仮定してみてください。

結構難しそうでしょ? そんな感覚でお子さんが達成できるまで付き合ってあげてください。

 

0(レイ)の意味を理解する

何もない状態が「レイ」ということを知ることも非常に大切です。日常でも意識的にゼロという状況を作って、分かっているか確認してあげるとよいでしょう。

 

10までの数字の大小を比較する

数字だけを見て、どちらが大きいか、または小さいかを判断することができるようになるということです。これは非常に重要です。色んなパターンで確認してあげましょう。

 

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この勉強がどうつながっていくか

≪重要度★★★≫(MAXは★5つ)

数字の概念を身に付けるという意味では、とても大切な単元です。ですが日常生活の中で数を数える経験をしている子が大多数ですのでそこまで難しくありませんので★3つです。

しかし足し算の前段階の1つの数字がどんな数字に分けられるか(例えば「7は5と2」など)の単元とは非常につながりが深いですのでしっかり習得しておくことが大切です。

もちろん、ここを学習できていないと2学期に勉強する「10より大きい数」では困ります。2年生の「100より大きい数」「1000より大きい数」にもつながっていきますので、必ず定着させましょう。

 

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学校での教え方

ここでつまずくと「算数嫌い」になってしまいますので、学校の先生も気合が入っています。なにせ本格的な算数の勉強のスタートですからね。

まずは1~5について数を数える勉強します。次は数字というものがあることを教え、数字の書き方を学びます。それができるようになったら、絵の上に置いたブロックの数と、数字をリンクする勉強です。

 

同じように6~10についても勉強します。

1~10について学習できれば、次は10から一つずつ減っていき最後は「レイ」になることを知ります。普段は「ゼロ」ということが多いので、「レイ」と「ゼロ」が同じものであることを理解することも重要です。

最後は一番の難関、数字カードを見てどちらが大きいかを判断する学習です。数字だけで判断することは非常に難しいので、ブロックに置き換えて何度も練習をして習得していきます

 

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おうちでの教え方

まず大切なポイントは数字を見て読むこと、書くことができているかです。苦手な場合は、クイズ形式を取り入れて確実に習得しましょう。

 

「ママが指差した数字をタイマーが鳴るまで言えるかな?」

「ママが言った数字を書けるかな?」

 

など簡単なクイズでも喜んでくれるでしょう。タイマーやホワイトボードなどのアイテムがあると子どもは喜んで取り組みます

難しいのは数の大小です。学校では必ずブロックを使います

 

このブロックは優れもので、5で区切りがついていたり、10のまとまりにできたりします。他の単元の「いくつといくつ(例えば「7は5と2」)」や「たし算」「引き算」の学習課程で100%使いますので、お子さんが数字が苦手そうであればおうちでも使って、使い方に慣れておくことをオススメします。

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まとめ

算数において数字は切っても切り離せないものです。ですから学習が進んでしまう前に確実に習得させてあげましょう。

 

身の周りのものを数えたり、数を数えた結果によって大小を判断させたりする活動を普段の生活の中で積極的に取り入れていくことが非常に効果的です。

親子で楽しみながら学習に取り組んでいきましょう。

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