【必見!!】 子どもの心をぐっとつかむ、新任教師の着任式での挨拶

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ついに明日は着任式。初めて会う大勢の子どもの前で挨拶することにドキドキされているのではないのでしょうか。子どもたちも、今年はどんな先生がやってくるのだろうかと楽しみにしていることだと思います。

着任式で目指す挨拶は、ずばり「名前を覚えてもらうこと」と「元気で楽しそうな先生」と子どもたちに思ってもらうことです。子どもは元気で楽しい先生が大好きだし、名前を覚えてもらうということは、相手に認知されるからです。

みなさん今までに経験がおありだと思いますが、始めの挨拶でインパクトが強い人はすぐに覚えますよね。ですから、「名前を覚えてもらうこと」「元気アピール」を目指した挨拶を考えてみましょう。

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基本をおさえることが重要

まず大前提として、基本的なことをおさえておきましょう。特に大卒の人の場合は、「元気」「若さ」「笑顔」です。それでは、順番に解説していきます。

一番重要なのは元気

年齢に関係なく一番重要なのは元気なことです。なぜなら元気なだけで楽しそうな先生に見えるし、子どもは元気で楽しい先生が大好きだからです。

自分の小学校生活を思い出してみてください。先生との思い出を思い出すと、休み時間に一緒に遊んだことなどが頭によぎりませんか? 先生と楽しく過ごした時間というものは案外大人になっても忘れていないものです。

具体的に元気さをアピールするには、まず重要なのは「です。声の小さい先生は弱々しく見えます。

着任式は体育館で行われることが多いと思いますので、もし声に自信があるならマイクなしの自己紹介もいいと思います。声の大きさ、それが一つの取り柄になりますね。

初対面の印象は6秒で決まります。第一声で元気さを存分にアピールしましょう。

若さをアピールしよう

大卒の人の一番のアドバンテージは何と言っても「若さ」です。この若さをアピールしないのは非常にもったいないです。なぜなら子どもは無条件で若い先生が大好きだからです。若いというだけで興味を持ってくれる、最強の武器です。

例えば、速く走れる人は50m何秒で走れるか紹介したり、バク宙ができる人は披露したりしてみるといいと思います。単純に若さは見た目でも分かるので、「先生は遊ぶのが大好き。みんな一緒に遊びましょう」でもOKです。

とにかく若さに自信があれば、どこかで必ず入れましょう。子どもたちの興味の度合いも変わってくるはずです。

子どもを安心させる笑顔

どんな場面の挨拶でも和やかな表情は大切です。子ども相手だと尚更だと思います。自分で「今、笑顔だな」と思えるぐらいの表情でいきましょう。笑顔は子どもたちに安心感を与えるからです。

考えてみてください。自分よりも大きな人が目の前に無表情で立っていたら…。それだけで何か怖いですよね。

男性の場合は特に子どもとの身長差が大きくなると思うので、笑顔で挨拶することを意識するといいと思います。
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名前を覚えてもらうことが目的

着任式の挨拶の目的は、「名前を覚えてもらうことです。名前を覚えてもらえないことには子どもの意識の中に入っていくことができないからです。もちろんコミュニケーションも取りづらいでしょう。

先生側からしても子どもの名前をいち早く覚えようとするのはそのためですよね。名前を覚えないことには、子どもにも正直話しかけにくいです。

ですから、子どもが「覚えようとしなくとも覚えちゃった」となるような挨拶をすることが望ましいです。

自分らしさを出す挨拶を考えよう

相手は子どもですので、淡々と喋る挨拶よりは独自性を交えた挨拶をする方が効果的です。その方が子どもの興味を圧倒的に引きやすいからです。

実際によくあるのが自分の名前を使った自己紹介です。こんな先生がいらっしゃいました。

「先生の名前は、上から読んでも下から読んでも同じ名前です。さぁ何でしょう?」

子どもからは、
「もも~!!」
「しんぶんし~!!」
など色んな回答が飛び出して盛り上がりました。たばた先生という方でしたが、

「上から読んでも、たばた先生。下から読んでも、たばた先生。どっちから読んでも同じ名前先生です」
と言って一発で名前を覚えてもらえていました。

他にも自分の特徴をいかした挨拶をされる方も多いです。身長が190cmぐらいある先生でした。もちろん学校一高かったです。

ですのでそれを利用して、
「先生はこの学校で一番のことがあります。何でしょう?」
と問題を出して、「身長~」という答えを子どもからもらっていました。

「背の高い先生=山田先生、山田先生=背が高い先生、で覚えてください」
という挨拶でした。

何かしら自分のオリジナリティーというものはあるはずです。子どもの心をぐっと引きつけたいな思われる方は、「自分だけの独自性」というところにスポットを当てて一度考えてみるのはどうでしょうか。

小道具を使ってみる

何か小道具を使うのも一つの手法です。なぜなら小道具があると、子どもの視線は一気にそこに集まりインパクトも増すからです。

例えば自分の名前で、あいうえお作文。一番後ろまで見えるように模造紙か何かに書いておきましょう。

他には、特技があればそれを見せるのは効果抜群です。例えばサッカー。サッカーボールを持っておき、挨拶の時にリフティングを続けながら自己紹介ができれば男子たちの食いつきは半端ないでしょう。

その他には、けん玉や紙切りをされている先生もいらっしゃいました。

何か自分に特技があれば、小道具を使った挨拶を考えてみるといいですよ。

あとで、
「○○先生、もう一回アレやってよ~」
となり、名前も覚えてもらえ印象にも深く残るでしょう。

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挨拶での注意点

子ども向けの挨拶にも気をつけるポイントはあります。相手は子どもですので、難しい挨拶は論外です。「早口」と「長すぎ」に注意してください。どちらも言っている内容が頭に入らず、好印象を与えられないからです。

これは挨拶に限らず、普段の生活でも同じですね。

早口になりすぎないようにしよう

自分が普段から早口だと思う人は気をつけた方がいいでしょう。早口だと何を言っているのか本当にわからないからです。

子どもは言っている内容を理解するのに時間がかかります。ましてや小学校だと1~6年生までいるので、少しゆっくり過ぎるぐらいの喋り方が適切です。

一度職場の先生に考えた挨拶を聞いてもらい、早口になっていないか確認してもらうと完璧だと思います。

本当に早口ならば、早口言葉を自己紹介で入れるのはアリだと思いますよ。

長すぎる挨拶はダメ

長すぎる挨拶は誰にとってもメリットがありません。子どもも飽きる、他の先生にも迷惑をかける、自分も好印象を与えられないからです。

挨拶をされる人数にもよりますが10人程度いる場合は、30秒から特技などを入れて長くても1分以内で終われるようにしましょう。

職員室での挨拶と同様に、なるべく簡潔に分かりやすくそして独自性をだしましょう。
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まとめ

30秒から1分程度のわずかな時間ですが、これが子どもたちとの初めてのコミュニケーションの場となります。どんなことも始めが肝心です。「名前を覚えてもらうこと」と「元気さ」は必ず意識しましょう。

これが今後の子どもたちとの関わりに大きく影響してくるからです。

後日、自分の担当するクラス以外の子どもからも覚えてもらっていたときはとても嬉しい瞬間です。学校教育は、先生、保護者、地域、みんなで行っていくものです。初めての出会いがお互いにとって気持ちいいものにできるようにしっかり準備しておきましょう。

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