コロナ休校 新任教師が今できることを考えてみた

がんばろうのフェルト文字 新任先生へアドバイス
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毎日大変な日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

子ども達も進級して早々の休校で大変だと思いますが、それは新任の先生も同じではないでしょうか? ベテランの先生でもお手上げ状態ですので、新任の先生はなおさらだと思います。

でもこの状況は、いつまでも続くものではありません。断言はできませんが、そうであってほしい…。

ですから、「少し時間がある」と前向きにとらえて、今できることを考えてみました。出勤の制限があり全部は難しいかもしれませんが、休校明けに向けてできることをやっておきましょう。

 

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教材研究

まずはやっぱり教材研究でしょう。どの学年を持つかはっきりしていて、教科書も配られていると思いますので、授業計画をしっかり立てておきましょう。

漠然と考えるのではなく、その1時間の授業でつけたい力は何かこれを明確にすることによって授業が組み立てやすくなると思います。導入や展開方法を工夫することによって子どもが楽しみながら学べる授業を作っていきたいですね。

実際のところ休校が明けると猛烈に忙しくなるでしょう。指導書通りの時間配分で授業が進めらず、考えた指導案が使えないかもしれません。それでも教材研究をしましょう。なぜなら教材研究をすることが授業を行っていく基礎になるからです。

毎回毎回行う教材研究は、価値ある財産になります。普段なら忙しさでゆっくり考えられなくても、今はたっぷり時間があるので、じっくりと教材研究を行うべきです。

子どもが来ず身に入りにくいかもしれませんが、こつこつと教材研究を行うことが後に実を結びます。慣れれば教材研究も少しずつ早くなります。今のうちにがんばりましょう。

 

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学年以外の先生と話をする機会を持つ

これは少し難しいかもしれません。現状では、なるべく集まって話をしてはいけないということになっていますからね。

「先生方がどのように考えて授業を作っているか」などの話ができれば最高ですが、あまり熱く話し出すと研修っぽくなってしまうので簡単な世間話程度でもOKです。

新任の先生ってどうしても学年の先生ばかりに頼ることになるんですよね。学年の先生にしてみると、新任さんを任されているので気に掛けるのは当たり前のことなので、お互いそういう関係になりがちです。

これは決して悪いわけではありません。しかし、教育のやり方は学年の先生のやり方だけではありません。いろんな考え方、やり方があるから面白いのです。

 

こんなことがあるとします。

授業の進め方や行事の運び方で行き詰った。それを職員室で学年の先生に相談していた。学年の先生は親身になって相談に乗ってくれ、解決策を一緒に考えてくれた。
 
結構よくあることです。これで解決できたら、まぁOKというところですが、もしかしたらもっといい方法があるかもしれない。
 
職員室で話していることって、ほかの先生も聞いていることがかなり多いです。盗み聞きするつもりはないと思いますが、話を聞きながら「こうしたらいいのに…」と思われていることもあると思います。
 
もちろんみんな新任さんが困っているので助けたい気持ちは大いにお持ちだと思います。でも、新任さんと関係ができていないと、”ちょっとアドバイスしにくいな”と思われたり、”学年の先生がいるから黙っていた方がいいかな”と思われることが多いと思います。
 
先輩の先生方は、それなりに気を遣われているんですよね。
 
ですから学年だけの小集団にとらわれず、いろんな先生と話す機会を持ち、関係づくりをしておくことが大切です。
 
そうすることによって、何か困ったときに助けてもらいやすいですし、学校の先生同士がしっかりつながり合うことは、子どもにとってもプラスに働きます。先生同士が仲がいい職場は、いい学校であることが多いです。
 
 
毎日の授業や行事に追われだすと、大きい学校であれば他の学年の先生と話す機会はどんどん少なくなっていきます。みんなにゆとりがある今がチャンス‼
 
学校であった先生に「休校中、何をしてますか?」などの話でいいと思いますので、コミュニケーションをとってみましょう。
 
 
 
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クラスを巡回する

これは簡単にできることなのでおすすめです。本当ならば、始業式があって2週間後ぐらいがいいのですが、今でもやる価値はあります。

何をするかというと、全クラスを順番に回り、ほかの先生方がどのようにしていらっしゃるのかを見せてもらいます。というより勝手に見ます。笑

机の配置

シンプルに前向きの先生、少し黒板の方に向ける先生など様々です。

班での話し合いを重視して、常に班の隊形の先生もいらっしゃいますし、クラスでの話し合いを重視して「コの字」にしていらっしゃる先生もいるでしょう。

疑問に感じた隊形があれば、「ちょっと教えてほしいんですけど…」とそのクラスの先生を捕まえて質問してみましょう。きっと喜んで教えてくれると思いますよ。

ただ、今はコロナの関係で机を離して置かれている先生がほとんどだと思いますので、少し見にくいかもしれません…。

落ち着いてからチェックするといいですね。

掃除当番、給食当番のやり方

学校で当番のやり方が決まっているところは問題ありませんが、当番一つにおいても、それぞれの先生で個性がでる場合があります。

回転盤のようにグルグル回すやり方や、名前の札を作って順番に回していく方法など…。

色んなやり方がありますので、自分が”なるほど”と思える方法を見つけてマネをさせてもらいましょう。

掲示物

学級通信や当番表など、上手に掲示されていると教室の雰囲気も良くなります。子どもも「おっ」と思うと掲示物を見ようと思うからです。

こういうのはもはやセンスですよね。残念ながらぼくは持ち合わせていませんでした。ですが、マネをすることはできますので、上手な先生を早めに見つけ出し、ちょこちょこ教室をのぞかせてもらい、上手な掲示方法をマネさせてもらいましょう。

何事も上達したければ、まずは模倣からです。

 

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本を読む

時間はたっぷりあります。家でもできることですので、この際、本をたくさん読んでみるのはどうでしょうか? 好きな本でももちろんいいですし、せっかくなら休校明けに実践で使える本もいいと思います。

本の紹介は、別記事で書いていますのでよければ参考にしてみてください。ぼくのオススメは ”学級ファシリテーションシリーズ” です。

子どもの持っている力を引き出して学級経営を行う手法が分かりやすく書かれていますよ。

 

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まとめ

今回の休校はいつまで延びるか分かりません。

今できることをこつこつやる。それしか今は方法がないのではないでしょうか?

子ども達と再会できる日を楽しみに待ちながら、学校再開後に少しでもロケット再スタートが切れるようにしっかり準備しておきたいですね。

 
 

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