学級通信 想いを込めたタイトルの付け方を紹介

パソコンを使いながらメモをとっている写真 新任先生へアドバイス
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クラスを担任することになると、ほとんどの先生は学級通信を発行します。理由は、学校の出来事や先生の考え方などを文章にして伝えられるからです。

小学校の頃を思い出すと、毎回配られる学級通信が楽しみだったことはありませんか? 子どもって学級通信にどんなことが書いているか興味を持っているんですよね。

 

しかし、多くの先生が4月に悩むのは学級通信のタイトルです。毎回 “コレ” と決まっている先生もいらっしゃいますが、その年度によって変える先生の方が多いと思います。今回は学級通信のタイトルの決め方について紹介しようと思います。

 

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タイトルの意味~想いを込めよう~

学級通信のタイトルには、自分の想いを込めましょう。なぜならそれが自分の教育観や教育方針を表すことになるからです。

学級通信のタイトルは、人間で例えるなら “顔” にあたります。学級通信にも人と同様に第一印象があります。趣向をこらしていると “おっ” と注目されることは当然です。

 

もし、昔の学級通信を覚えていらっしゃるなら、やはり意味のあるタイトルだったのではないでしょうか?

せっかく作る学級通信です。一生懸命考えて、自分も子どももそして保護者も、愛着の持てるものにしたいですね。

 

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タイトルの決め方

実際にどのようにタイトルを考えていけばいいのか? 漠然と考えていてもなかなか思いつかないものです。結局時間が無くなり、“これでいっか” と妥協して付けるのは少し悲しい気がします。

 

ここで、いつも私が実践している考え方を紹介したいと思います。

じーっと考えているよりは、タイトルが決めやすいと思いますのでぜひ参考にしてみてください。

 

3月にどんなクラスになっていてほしいか

学級通信のタイトルに限らず、担任する上で大切なことは “3月にどんなクラスになってほしいか” です。まず、これを考えてみましょう。理由は、そこに向かって子どもたちを1年間教育していくからです。

 

どんなことにおいても言えることですが、目標がなく実践をしていくことは難しいですよね。その点では教育も同じです。

クラスを閉める3月にどんなクラスになってほしいかが、自然に学級通信のタイトルと結びついてきます。

 

人生において大切にしていることは

次に自分が生きていくうえで大切にしていることを考えてみましょう。いわゆる信念です。なぜそんなことを考えるかというと、1年という長い時間を共有していると自然に考え方が似てくるからです。

長年連れ添った夫婦や家族の考え方が似ているのもそのためです。

 

ということは、教師の考え方は担任される子どもにとって大きな影響力があるということになります。もちろん教師は、自分が大切だと思ったことを子どもに話す機会が多いと思いますし、それが自分の教育の基本となっていますので改めて自分の信念を考えてみましょう。

 

シンプル イズ ベスト

タイトルは、シンプル イズ ベストが基本です。誰が見てもシンプルで分かりやすい方が、相手に想いがダイレクトに伝わるからです。

注意喚起の看板などがそうですよね。“危険 立ち入り禁止” これに危なそうなイラストを付けるだけでダイレクトに伝わります。

 

そして学級通信のタイトルは、先ほど考えた “3月にどんなクラスになってほしいか” “自分の信念” を融合させてシンプルにつけると完成です。

 

例えば、“3月にはみんな進んで行動できるようになってほしい” とします。自分の信念は、“やらないで後悔するより、やって後悔する方がいい” です。ここから見えてくることは “挑戦” です。どんなことにも挑戦してみるということを教育の基本におくことが考えられます。

 

すると学級通信のタイトルは『挑戦』や『挑む!』などがいいのではないでしょうか? シンプルで相手にも伝わりやすいと思います。高学年なら習字の字体で書くのもかっこいいと思います。

 

工夫を凝らす

工夫を凝らすという方法もあります。上手に工夫を凝らすと覚えてもらいやすいです。なぜなら、段々その言葉が頭に染みついてきて離れなくなっていくからです。

 

例えば先ほどの例でいきましょう。“3月にはみんな進んで行動できるようになってほしい” 自分の信念は、“やらないで後悔するより、やって後悔する方がいい” ここから見えてくることは “挑戦” です。

 

『挑戦』『挑む!』では分かりやすいけれど、もうひと捻りほしいと思われる方も多いと思います。そこは、あなたのアイディアやユーモアセンスで考えましょう。ぼくなら、

 

『挑戦じゃあ!!』

にします。読み方は『挑戦⇒チャレン』『じゃあ⇒ジャー』で『チャレンジャー』です。挑戦という意味も残るし、挑戦者たちという意味も加わりいい感じではないでしょうか?

 

工夫を凝らすと、始めにしっかり説明することは大切ですが、たくさん通信を出しているうちに愛着をもってもらえるようになってくると思います。ダジャレが得意な人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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まとめ

学級通信のタイトルには、子どもたちに想いを込めてふさわしい名前をつけましょう。なぜなら言霊というものがあるように、想いをタイトルに付けることで、その想いがクラスに伝わるからです。

 

その伝わった想いが、そのクラスの1年間のカラーになることも多いです。

 

子どもたちのことを考え、自分の教育に対する信念を織り込み、子ども・保護者・教師が愛着と誇りを持てるタイトルをつけたいですね。

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