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教員採用試験は、最近どこの自治体も人物重視の傾向です。どんな人物かをみるために、試験内容が多岐に渡ってきました。
筆記試験はもちろん、実技や集団面接、個人面接、小論文や模擬授業、場面指導なんかもある自治体がありますね。
何度も受験すれば、ある程度の傾向はつかめるかもしれません。しかし学生の方や初めて受験する自治体では、ネットの情報や本から知識を得て練習するしかありません。
そこで今回は、採用試験でいかすことができるであろう情報がたくさん詰まった参考書を紹介しようと思います。すべてが全て本の通りに行くことはないと思いますが、知識として知っておくと応用が利くことは間違いありません。
まずは面接試験でオススメの本を紹介します。
学生で教員採用試験を受験しようと思うなら、この本をオススメします。なぜなら面接の基本的なことが書いてあるからです。しかも写真、DVDがついているので映像を見て学習することができます。
またチェックシートがついており、自分の面接力がどれぐらいあるか計ることができるところもオススメできます。
この本に書いてあることを完璧にマスターできれば、どんな面接官でも通用するでしょう。
ただし模範解答などは、そこまで多くは掲載されていないため、さらに質を高めたいという方は別の本を読んだり、知り合いの先生や教授に協力してもらいながら模擬面接をしたりするとよいでしょう。
面接は基礎基本ができていないと間違いなく落とされます。教育者としてふさわしくないからです。まずは基礎をがっちり固めたい方は、この本から入りましょう。
次のオススメは、「教員採用試験 面接試験の攻略ポイント」です。
内容は個人面接・集団面接・集団討論・模擬授業・場面指導・集団活動など面接試験の攻略ポイントが書かれています。
教員採用試験では回答に教育観を織り込むと高ポイントですので、よくある質問に対する答え方や考え方をまとめてくれています。
この本の著者が、何といっても元面接官ですからね。当たり前ですが質問には意図があります。相手がどのような意図があってその質問をしているかを知っておくことは、前もって答えを聞いているようなものです。
その質問の意図から具体的な対処法まで、幅広い面接のタイプをフォローしてくれている一冊です。
最近増えてきている場面指導の試験のオススメの本です。先ほど紹介した「教員採用試験 面接試験の攻略ポイント」の場面指導に特化した本だと思ってください。
こんなことが試験で出されるであろうというテーマがたくさん載っていますので、自分の自治体の試験に場面指導がある方は買って損はない参考書だといえます。
実践的な指導のポイントが分かりやすく書かれていますので、非常に使い勝手がいいですよ。
同じシリーズになりますが、小論文でオススメなのは「差がつく論文の書き方」です。
論文を自分で勉強する人向けに書かれていますので、どのような構成が良いか、どんなふうに書けばよいのかが分かりやすく解説してあります。
また採点者がどのようなポイントを見ているかまで書かれているので、上手に論文を書く力が非常に身につきやすいです。
過去の合格答案例や学生の添削例も掲載されているので、どういうポイントがよいのか、またはダメなのかが手に取るように分かります。この本を読んで何度も論文を書く練習をすれば、論文の試験は怖くないでしょう。
論文の試験があれば、間違いなく目を通したい一冊といえます。
模擬授業がある方にはこの本をオススメします。特に授業の経験が教育実習でしかない学生さんは、読んでおく価値があると思います。
指導案の作り方、話し方や目線の配り方など細かいところまで書かれているからです。板書の書き方については、姿勢やチョークの持ち方についてまで言及されています。
授業はもちろん中身が重要ですが、試験では教師としての資質があるかも見られていますので内容に入るまでの基本的な部分は確実におさえておいた方が、間違いなく高得点につながるでしょう。
試験対策だけでなく、合格してからも参考になる一冊といえます。
教員採用試験は試験内容が多いので本当に大変な試験だと思います。ですがポイントをおさえ、しっかり練習さえしていれば一発で突破することも十分に可能です。
面接、小論文、模擬授業、場面指導は練習が始めてから、一から覚えていくより参考書をもとにして事前に知識をつけていた方が成長は格段に早いでしょう。
教師になりたいのであれば「今年の試験で必ず合格する!!」という強い気持ちを持つことが、まず大切です。自分の受験する自治体の試験に合った参考書を見つけ、一日でも早く勉強に取り組んで合格を勝ち取りましょう。