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みなさん、小さいころ自分の部屋ってありました?
ぼくの実家は、昔ながらの家。上から見ると田の字型に区切られた部屋で構成されていました。
ですので自分の部屋といっても両隣は障子でしたので、自分の部屋という機能は、あってないようなものでした。思春期の頃は嫌でしたが、それはそれで家族とコミュニケーションがとれてよかったなぁ~と今では思います。
こんにちは、パパっと先生です。ということで、今回は “間取りについて” です。
前回までの話で平屋建ては、ほぼ決定!!
可愛い娘2人が、将来使うであろう部屋をどこに配置するかをまず大切に考えました。結果から言いますと、リビングの横に子どもたちの部屋を作ることにしました。
理由は家族のコミュニケーションを大切にしたかったからです。
のび太君の家は、子育てには “あまり良くない” と言われています。一生懸命建てたのび太パパには悪いのですが…。
なぜだかご存知ですか?
それは、“親から見て子どもが何をしているか分からない” からです。
よくあるシーン
階段の下から、
ママ「のび太~宿題は終わったの~」
の「(転がりながら)今やるとこ~」
ママ「早くすましてしまいなさ~い」
というシーンよくありますよね。
これで、終わってしまうと
“適当に返事しておけばいいや”
とのび太は学習します。ママもわざわざ様子を見に行きません。
声はかけているもののコミュニケーションは取れていませんよね。大きくなってからもですが、小さいうちは特にコミュニケーションは大切です。
もう一つ。
のび太の家は、玄関を開けるとすぐに階段があります。のび太の部屋へと続く階段です。思春期に入って、親子関係ができてないと帰ったら自分の部屋に直行する機会が増えるでしょう。
もちろん、全てがすべてそうではないです。家族でコミュニケーションをとる機会をつくれば大丈夫!!
家の間取りだけで、子どもの将来が決まるなんてことはありません。
ただ、ぼく達は
“自然に家族がリビングに集まる”
そんな家を目指していました。
なので、子ども部屋は “必ずリビングを通ってから行く” ように考えました。
リビングにいて帰ってくる子どもの表情を見ることのできる、子ども部屋からもすぐにリビングに行ける、そんな家にしたかったからです。
同じ延べ床面積だとします。一番安くできるのはどれだと思いますか?
理由も答えられたらスゴイです。
ぼくは、はじめ分かりませんでした…。L字、ロ型は少し高そう、そんなイメージでした。
答え、分かりましたか?
正解は…
正方形です。
理由は、基礎と壁の面積が一番小さくてすむからです。
例えば、36㎡の建物を建てる場合
正方形…6m×6m=36㎡
長方形…4m×9m=36㎡
ですね。
しかし、建物の周りの長さは、
正方形…6m×4=24m
長方形…4m×2+9m×2=26m
となります。
ですから、同じ面積の建物でも長方形の方が、多く材料が必要になってくるということです。
ということで、ぼく達は
“L字の家”
を建てることにしました。
えっ…今の流れは何? となりますが、L字かっこよくありません?笑
もちろん、かっこよさもあったのですが、正方形や長方形でリビング中心にすると子ども部屋がうまくとれなかったのです。
リビングより手前だと、帰ってすぐ部屋に入ってしまいそうだし、リビングより奥だと、引きこもってしまいそう…
という、起こるか分からない心配をしつつL字型で考えることにしました。
今はインターネットがあるので
“平屋 写真”
と検索したら無数にでてくるので、夫婦で理想の形を考えるのもいいですね。
僕たちもたくさん検索しました。たくさんの写真の中からやっぱりL字が一番自分たちの理想にあてはまりました。ここは、価格より自分たちの理想をとりました。
家の形が決まると、ついに設計の先生との打ち合わせ開始です。
こだわり出したら、ここが先が見えないぐらい長い。本当に決まるのか? と思いました。
すぐに決めきれる人は、すごいと思います。
建築士の先生が、僕たちの希望を図面にしてくれます。さすがプロ、分かりやすかったです。しかし、希望を盛り込むとすさまじい家の広さに…
そこから絞る作業を始めます。
ずーっと、考えていると思考が止まってきますが、自分の家を考えるのでぼくは、“とても楽しい気分” でした。パズルのピースを「あ~でもない、こ~でもない」とみんなで考える。
パ「難しいけど、楽しいな。はなちゃ…」
妻「ふぇ?」
寝とる、寝とるよ、この人…
妻「寝てない」
「起きてる」
「寝たことない」
目をショボショボさせながら、言い張っていました。
人には “得意、不得意がある” それを協力するのが夫婦だ。自分にそう言い聞かせました。
パ「一回家で考えてみます」
そういって、この日は終了。
そこから夜な夜な、間取りを考えました。始めは、鉛筆でかいていましたが、途中からエクセルで大きさを合わせ、パソコンで作成するようになりました。
結構本格的に楽しみました。
人生でやったことのない分野の作業でしたが、本気を出して考えるととても楽しかったです。図形関係が好きな人は、建築士の先生にお任せにせず、自分で間取りを考えるととても楽しいですよ。
“家事動線を考える” これはとっても大切です。
料理して、洗濯して…微妙な距離があると毎日のことなのでとても大変だからです。
出来れば、台所から脱衣所までループできるのがいいらしいです。
家事の役割分担が決まっていれば、そこまで大きくとらえる必要はないらしいですが…。
なるべく距離が出ないように作成することが住みやすくするポイントです。
面積を減らしていく作業が一番難しかったです。どこ削ろう…
ちまちま減らしても仕方なさそうだったのでまずは、大幅削減を決行しました。
リビングをスパンと2坪ぐらい削減。あとは、各部屋を少しずつ廊下は短く、ロフトっぽい感じを上手くつかいながら、計5坪ぐらい削減に成功!!
もちろん、打ち合わせの度に手直しを加えてもらいながら何とか理想の形に近づけることが出来ました。
建築士の先生に
「ここまで形にしてもらえると、すごく進めやすいです」
といってもらえたのも嬉しかったです。
頑張った甲斐があったし、イメージがかなりつかめました。
ぼくがやったのはこんな感じです。
合計で20作ぐらい作りました。
自分で考えられる方は、1坪減らすだけで何十万と変わってきますので、ここは妥協せず頑張りましょう。
家をほぼ決定づける間取りですが、やはり “何を中心に据えるか” が大切だと思います。
ぼく達は、“家族の団らん” ができるような間取りを目指しました。
もちろん、住み始めてからそうすることが重要ですが。
みなさんも家づくりをされるときは、
“何を求めるのか”
をしっかり持っておくといいですよ。
一生に一回の買い物だと思いますので、後悔しないような間取りにしてほしいと思います。
めざせ、間取リスト!!
次回は、ショールーム編です。
最新の設備関係を見させてもらい、これまた驚きました。